専門紙・勝馬の看板TMとして一時代を築き「美浦の地獄耳」という異名が付く程の聞き屋が
築き上げた人脈を駆使し、五感とツボを刺激する自信の一頭をズバッとお届けする。
【大阪杯】G1馬2頭が参戦!期待できるのは…
2019/3/30(土)
どうも!美浦の古川です。
土曜版で推奨したダービー卿CTのプリモシーンは、勝ったフィアーノロマーノにクビ差及ばず惜しい2着。競馬の形としては最高だったが、最後は枠の内外と立ち回りの差が出たかな。
ただ、敗れはしたものの、福永との初コンビであの内容なら、次のヴィクトリアマイルに向けて収穫は少なくないだろう。引き続き、その動向に注目したい。
さて、日曜は阪神でG1大阪杯が行われるが、関東馬は⑦ブラストワンピース(牡4、美浦・大竹厩舎)と⑫ステルヴィオ(牡4、美浦・木村厩舎)の2頭が出走。人気では圧倒的にブラストの方に軍配が上がるが、理想的なローテで上積みが期待できるのはステルヴィオのほう。鞍上丸山っていうだけで人気は控え目だが、全くヒケはとらないんじゃないかな。
しかし、馬券という観点からオススメしたいのはG1の次。阪神12Rに出走する⑮ショーム(牡4、美浦・鈴木伸厩舎)だ。
先週5勝と絶好調の厩舎が自信をもっての西下。昇級の前走は1番人気で3着だったが、クラス通用のメドは十分立った。初距離の千四となるが、「千八だと少し長い」と以前から主戦・津村はこの馬のベストが千四~マイルであることを示唆。叩きつつ更に状態アップで、揉まれない外枠も引き当てた。この程度の人気で買えるなら狙わない手はない。
プロフィール
古川 幸弘 - Yukihiro Furukawa
昭和41年、競馬専門紙「勝馬」に入社。35年もの間、看板トラックマンとして名を馳せた。かねてから、ラジオ日本競馬実況中継で「オッズが落ちるパドック解説」を幾度となく演出。相馬眼は独創性に溢れており、現役トラックマンの追随を許さない。専門紙を引退した後もブレーンを広げており、美浦トレセンでは地獄耳とさえ謳われる。家族同然の付き合いをしている現役関係者は数知れず、内外ともに認める美浦競馬サークルの顔である。