専門紙・勝馬の看板TMとして一時代を築き「美浦の地獄耳」という異名が付く程の聞き屋が
築き上げた人脈を駆使し、五感とツボを刺激する自信の一頭をズバッとお届けする。
【ニュージーランドT】舞台替わりはOK! 土曜にシッカリ資金造り
2019/4/5(金)
どうも!美浦の古川です。
いよいよ3歳クラシック戦線が幕開け。桜花賞が日曜日に迫ってきたが、今年は天候に恵まれそうで何よりだな。
若い頃のようにワクワクして落ち着かないなんてことはないが、知らず知らずのうちに肩に力が入ってしまい、気付けば馬券の買い方がいつもと全然違っていたなんてことはあるかな。
日曜の桜花賞でいつも通りの精神状態で勝負できるよう、まずは土曜にシッカリ資金造りといきたい。
狙いは中山メインのニュージーランドT。G2とは名ばかりで、500万に毛が生えたようなメンバー構成といっていい。
ここならば、前走の勝ちっぷりが鮮やかだった④ヴィッテルスバッハ(牡3、美浦・池上和厩舎)が面白いゾ。
前走は休み明けで相手も揃った500万だったが、出遅れながらも長くイイ脚を使い、上がり最速の32秒9をマーク。着差こそ僅かだったが、3着馬には4馬身もの大差。見た目以上に強い、評価できる内容だった。
中山コースでは未勝利勝ちしており、舞台替わりはOK。使いつつ状態も更に良化しており、このメンバーだったら互角以上に渡り合えそうな雰囲気。テン乗りの戸崎にはスタートを決めて、持ち前の決め手を存分に引き出す騎乗を期待したい。
厩舎開業5年目で、待望の初重賞Vも十分あるんじゃないかとみている。オッズ次第のところもあるが、⑭⑥③⑪あたりを相手に馬連でビシッと仕留めたいな。
プロフィール
古川 幸弘 - Yukihiro Furukawa
昭和41年、競馬専門紙「勝馬」に入社。35年もの間、看板トラックマンとして名を馳せた。かねてから、ラジオ日本競馬実況中継で「オッズが落ちるパドック解説」を幾度となく演出。相馬眼は独創性に溢れており、現役トラックマンの追随を許さない。専門紙を引退した後もブレーンを広げており、美浦トレセンでは地獄耳とさえ謳われる。家族同然の付き合いをしている現役関係者は数知れず、内外ともに認める美浦競馬サークルの顔である。