専門紙・勝馬の看板TMとして一時代を築き「美浦の地獄耳」という異名が付く程の聞き屋が
築き上げた人脈を駆使し、五感とツボを刺激する自信の一頭をズバッとお届けする。
ズドンと付き抜けるシーンまで
2019/4/6(土)
どうも!美浦の古川です。
いよいよ、平成最後の桜花賞。どの陣営もノドから手が出るほど獲りたいだろうが、今年は⑮ダノンファンタジー(牝3、栗東・中内田厩舎)が人気に応えて戴冠する可能性が高いとみている。
前哨戦のチューリップ賞が圧巻の強さ。デビュー戦でグランアレグリアに敗れてはいるが、立場は完全に逆転。隙らしい隙がないだけに、よほどのアクシデントがない限り首位争いに加わってくるだろう。
明日は桜花賞以外で食指の動くレースが少ないんだが、中山7Rの⑯アポロアミ(牝4、美浦・矢野英厩舎)は忘れずに買わないといけないオススメ馬だ。
前走はスタートで出遅れて、直線半ばまで前が塞がり追い出しが大幅に遅れるロス。「コズミがヒドイのも影響したけど、勿体無い競馬だった」と陣営は相当悔しそうだった。
多少歩様はゴツゴツしているが、減量で最近乗れている野中を鞍上に抜擢。後入れの大外枠もプラスだけに、叩いた上積みと斤量減を追い風に直線シッカリ追ってくれば、ズドンと付き抜けるシーンまでありそう。
これはオッズをギリギリまでチェックして、最適な馬券で仕留める算段だ。
プロフィール
古川 幸弘 - Yukihiro Furukawa
昭和41年、競馬専門紙「勝馬」に入社。35年もの間、看板トラックマンとして名を馳せた。かねてから、ラジオ日本競馬実況中継で「オッズが落ちるパドック解説」を幾度となく演出。相馬眼は独創性に溢れており、現役トラックマンの追随を許さない。専門紙を引退した後もブレーンを広げており、美浦トレセンでは地獄耳とさえ謳われる。家族同然の付き合いをしている現役関係者は数知れず、内外ともに認める美浦競馬サークルの顔である。