専門紙・勝馬の看板TMとして一時代を築き「美浦の地獄耳」という異名が付く程の聞き屋が
築き上げた人脈を駆使し、五感とツボを刺激する自信の一頭をズバッとお届けする。
【フローラS】再びあのコンビでオークスへ!
2019/4/20(土)
どうも!美浦の古川です。
土曜・福島6Rのタイキダイヤモンドで、新人ジョッキー・菅原明良が待望の初勝利を挙げたな。勝てそうな惜しい競馬も結構あったから、関係者は皆ホッとひと安心といったところだろう。
所属の高木厩舎はこの勝利が今年16勝目と絶好調。厩舎の調子が悪いと所属の若手に乗せ難いが、この調子ならそんな心配はない。1つ勝って余裕も生まれるハズだし、新聞で騎手欄に『▲菅原明』を見たらその騎乗ぶりに注目してやって欲しいな。
さて、日曜の推奨馬。東京メイン・フローラSの②シャドウディーヴァ(牝3、美浦・斎藤誠厩舎)を狙ってみたい。
前走のフラワーCは逃げたコントラチェックのワンサイドで出番がなかったが、小回り千八という舞台では能力を発揮しきれなかったのも確か。
古馬1000万下を凌ぐ好時計で快勝した3走前の未勝利戦の内容は掛け値なし。「叩き3戦目で今回が一番イイ」というピークのデキで、オークス切符を虎視眈々と狙っている。
斎藤誠厩舎と岩田康といえば、ヌーヴォレコルトの2014年オークス。同じハーツクライ産駒で、陣営が意識しない訳がない。人気割れで馬券妙味もありそうなだけに、この馬から手広く流して仕留めたいところだな。
プロフィール
古川 幸弘 - Yukihiro Furukawa
昭和41年、競馬専門紙「勝馬」に入社。35年もの間、看板トラックマンとして名を馳せた。かねてから、ラジオ日本競馬実況中継で「オッズが落ちるパドック解説」を幾度となく演出。相馬眼は独創性に溢れており、現役トラックマンの追随を許さない。専門紙を引退した後もブレーンを広げており、美浦トレセンでは地獄耳とさえ謳われる。家族同然の付き合いをしている現役関係者は数知れず、内外ともに認める美浦競馬サークルの顔である。