専門紙・勝馬の看板TMとして一時代を築き「美浦の地獄耳」という異名が付く程の聞き屋が
築き上げた人脈を駆使し、五感とツボを刺激する自信の一頭をズバッとお届けする。
【京王杯SC】反撃体勢は整った!
2019/5/10(金)
どうも!美浦の古川です。
今週トレセンでアエロリット(牝5、美浦・菊沢厩舎)のジャンパーを着ながら厩舎取材を回っていたら、バッタリと菊沢隆徳調教師に遭遇。
さっそくアメリカ遠征の一戦を振り返ってもらったところ「いやぁ、アッチの調教場が広大すぎて馬がノンビリしすぎて、全然気合が入らなかったんですよ。競馬場に輸送してもスイッチが入らなくて全然競馬になりませんでした」と。
そういう訳で、疲れらしい疲れはなくココに至るまでの立ち上げはスムーズで、いつもの乗り込みを積んだ今回は巻き返しに手応えを感じているようだったな。
「勝って、またジャンパーを作ってよ!」とエールを送っておいたが、この馬がちゃんと力を出し切ればアッサリまであって不思議ないから、当日どんな走りを見せるか楽しみだ。
さて、土曜日の推奨馬。前半戦は新潟に買いたい馬が多いんだが、東京メインの京王杯スプリングCは藤沢和雄厩舎の⑨タワーオブロンドン(牡4、美浦・藤沢和厩舎)の巻き返しを期待している。
休み明けだが、ここ目標にきっちり仕上がったようだし、東京千四は2歳時に京王杯2歳Sを制した相性の良い舞台。腕達者なレーンならテン乗りでも心配する必要はないだろう。相手を少し手広く流して仕留めたいと思っている。日曜のヴィクトリアマイルの資金造りといきたいよな。
プロフィール
古川 幸弘 - Yukihiro Furukawa
昭和41年、競馬専門紙「勝馬」に入社。35年もの間、看板トラックマンとして名を馳せた。かねてから、ラジオ日本競馬実況中継で「オッズが落ちるパドック解説」を幾度となく演出。相馬眼は独創性に溢れており、現役トラックマンの追随を許さない。専門紙を引退した後もブレーンを広げており、美浦トレセンでは地獄耳とさえ謳われる。家族同然の付き合いをしている現役関係者は数知れず、内外ともに認める美浦競馬サークルの顔である。