専門紙・勝馬の看板TMとして一時代を築き「美浦の地獄耳」という異名が付く程の聞き屋が
築き上げた人脈を駆使し、五感とツボを刺激する自信の一頭をズバッとお届けする。
【函館記念】気迫で重賞を獲りに行ってくれ!
2019/7/13(土)
どうも!美浦の古川です。
土曜はこのコラムでも紹介した福島12Rのレストンベ(牝3、美浦・斎藤誠厩舎)が見事に1着。馬連と馬単を大本線で仕留めることができた。
相手選びが難しかったので、少し手広く流して買ったので、3着だったコンピレーションが2着だったら万々歳だったんだが、それは欲張り過ぎってモンかな笑。
日曜の福島は、馬券的に食指の動くレースが少ないんだが、福島7Rの⑥ローゼンオルデン(牝3、美浦・林厩舎)は買っておかないとダメな馬。
前走は新潟で大敗(レストンベが勝ったレース)したんだが、前に行けずに持ち味を全然発揮できなかった。無理せず一息入れて、2走前2着した福島を目標にキッチリと立て直し。
腕利きのスタッフも「2着した時よりもイイ状態ですよ!」と笑顔でVサイン。⑨パリテソーロ(牝3、美浦・金成厩舎)の出方は気になるが、枠の利を生かして強気に先行できれば好勝負だろう。
あとは、やっぱり函館記念の④マイスタイル(牡5、栗東・昆厩舎)も改めて狙わなきゃいけない。
週中でも少し触れたけど、前哨戦の巴賞が下手に乗って不完全燃焼もいいところ。昨日、ボクシングで世界タイトル奪還に成功した村田選手じゃないが、ココはカツハルに騎手人生を賭けるぐらいの気迫で重賞を獲りに行って欲しい。
もう一度チャンスを貰えた形なんだし、強気に逃げて押し切るくらいの競馬を期待したいよな。相手選びが難しいので5倍以上つくなら単勝1本買いも考えているが、当日のオッズ次第では手広く流して狙うのもいいかもな。
プロフィール
古川 幸弘 - Yukihiro Furukawa
昭和41年、競馬専門紙「勝馬」に入社。35年もの間、看板トラックマンとして名を馳せた。かねてから、ラジオ日本競馬実況中継で「オッズが落ちるパドック解説」を幾度となく演出。相馬眼は独創性に溢れており、現役トラックマンの追随を許さない。専門紙を引退した後もブレーンを広げており、美浦トレセンでは地獄耳とさえ謳われる。家族同然の付き合いをしている現役関係者は数知れず、内外ともに認める美浦競馬サークルの顔である。