専門紙・勝馬の看板TMとして一時代を築き「美浦の地獄耳」という異名が付く程の聞き屋が
築き上げた人脈を駆使し、五感とツボを刺激する自信の一頭をズバッとお届けする。
【土曜勝負レース予想】「良馬場なら絶対走れる!」と陣営が巻き返しに燃える馬!
2019/8/2(金)
どうも!美浦の古川です。
ディープインパクトが亡くなったことは昨日のコラムでも触れたけど、この馬クラスの種牡馬だとサンデーサイレンス、トニービンに匹敵するほどの影響の大きさといえるだろうな。
日本のみならず、世界の血統地図にも大きな足跡を残した名種牡馬の冥福を改めて祈ろう。
今週はディープ産駒や縁のある馬などが、馬券的にも大きく注目を集めるのは自明の理。こういった目に見えない流れを否定はしないタイプだが、リスクを抱えた馬が過剰に売れていたり、明らかに合理的ではないオッズの馬がいたら疑ってかかるべき。
経験上、こういうときはオイシイ馬券にありつけるチャンスが結構あるから、注意深くオッズもチェックしながらマークシートを塗ろうと思っている。
さて、土曜の馬券作戦だが、まずは千直の新潟4R・2歳未勝利。初戦は道悪に泣いた格好の⑩レムリアンシード(牡2、美浦・武藤厩舎)。陣営は「こんなものじゃない。良馬場なら絶対走れる!」とリベンジに燃えており、この人気なら見直す価値は大。
ここで上手く仕留められたら、その分をまとめて注ぎ込むくらいに思っているのが、新潟10R・信濃川特別の⑤アトミックフォース(牡3、美浦・武藤厩舎)。3か月ぶりだが、体はキッチリ仕上がっており、高速馬場ももってこい。
ここはディープ産駒のライバルが多く、適性オッズより甘くなる可能性が大とみてる。土曜は武藤厩舎の2頭でズバッと決めて、日曜にいい形でつなげられれば最高だな。
プロフィール
古川 幸弘 - Yukihiro Furukawa
昭和41年、競馬専門紙「勝馬」に入社。35年もの間、看板トラックマンとして名を馳せた。かねてから、ラジオ日本競馬実況中継で「オッズが落ちるパドック解説」を幾度となく演出。相馬眼は独創性に溢れており、現役トラックマンの追随を許さない。専門紙を引退した後もブレーンを広げており、美浦トレセンでは地獄耳とさえ謳われる。家族同然の付き合いをしている現役関係者は数知れず、内外ともに認める美浦競馬サークルの顔である。