専門紙・勝馬の看板TMとして一時代を築き「美浦の地獄耳」という異名が付く程の聞き屋が
築き上げた人脈を駆使し、五感とツボを刺激する自信の一頭をズバッとお届けする。
【札幌記念】どこまで強くなるか底知れない!
2019/8/17(土)
どうも!美浦の古川です。
日曜は北の大地で行われるスーパーG2・札幌記念。台風による大きな影響もなかったみたいだし、G1馬が4頭揃ってホントに面白い競馬となりそうだな。
ただ、主役はやっぱりフィエールマン(牡4、美浦・手塚厩舎)で譲らないだろう。
キャリアはまだ6戦と浅いんだが、菊花賞、天皇賞春とビッグタイトルを2つ。それでいて関係者からは「まだまだ良くなるのは先。どこまで強くなるか底知れない」といった言葉を何度も耳にした。
今回は初の洋芝で2000m。大目標である凱旋門賞を前に壮行試合の色合いは確かにあるんだが、指揮官である師から弱気なコメントは一切聞こえなかった。勝って堂々と日本のエースとして海を渡ることになりそうだ。
新潟は積極的に狙いたいレースが少ないんだが、新馬戦2鞍は大注目。5Rの⑮ロードスラッシュ(牡2、美浦・木村厩舎)と6Rの⑨ペコリーノロマーノ(牝2、美浦・久保田厩舎)(久保田厩舎)だ。
スピード豊富で初戦向きなのがペコリーノロマーノで、フットワークとセンスの良さが光り先々まで楽しめそうなのでロードスラッシュってとこかな。ここはオッズ次第では、コロガシで狙ってみても面白いかもな。
プロフィール
古川 幸弘 - Yukihiro Furukawa
昭和41年、競馬専門紙「勝馬」に入社。35年もの間、看板トラックマンとして名を馳せた。かねてから、ラジオ日本競馬実況中継で「オッズが落ちるパドック解説」を幾度となく演出。相馬眼は独創性に溢れており、現役トラックマンの追随を許さない。専門紙を引退した後もブレーンを広げており、美浦トレセンでは地獄耳とさえ謳われる。家族同然の付き合いをしている現役関係者は数知れず、内外ともに認める美浦競馬サークルの顔である。