専門紙・勝馬の看板TMとして一時代を築き「美浦の地獄耳」という異名が付く程の聞き屋が
築き上げた人脈を駆使し、五感とツボを刺激する自信の一頭をズバッとお届けする。
【紫苑S】人気馬は急仕上げ!?俄然注目の2頭!
2019/9/6(金)
どうも!美浦の古川です。
今日は真夏かと勘違いするほどの暑さだったけど、紛れもなく今週から秋競馬の開幕。ここから暮れまでは毎年アッという間だから、毎日体調に気を付けて乗り切りたいな。
さっそく、土曜中山の馬券検討へいこうか。少頭数のレースが多くて食指の動く馬が限られるんだが、中山9R・アスター賞の①ヴェスターヴァルト(牡2、美浦・加藤征厩舎)は是非狙いたい1頭。
2走前にハナ差の接戦をしたビアンフェが続く函館2歳Sも連勝。札幌千五の未勝利勝ちも着差以上に味のある勝ちっぷりだったからな。開幕週の最内枠で頭数は手頃、現状ベストと思える舞台で買わない手はないだろう。
メインの秋華賞トライアル・中山11R・紫苑Sにはオークス2着の⑭カレンブーケドール(牝3、美浦・国枝厩舎)が登場。ただ、今週直前にビッシリ追っているあたり、急仕上げなのは否めないところ。
能力でアッサリのシーンもあるが、取りこぼす可能性も捨てきれないって感じか。となると、俄然注目したいのが⑤レッドベルディエス(牝3、美浦・鹿戸雄厩舎)と⑬アップライトスピン(牝3、美浦・池上和厩舎)のディープ産駒。
どちらも父親譲りの非凡な決め手が大きな魅力で、春は無理使いを避けて夏場に成長を促してきたのも共通点。2勝馬なのでココは是が非でも優先出走権を確保して、最後の一冠に出したいところだろう。
⑤⑬⑭①⑮⑥の6頭を圏内とみているので、オッズと直前気配をチェックしながら最適な馬券で仕留めたい。
プロフィール
古川 幸弘 - Yukihiro Furukawa
昭和41年、競馬専門紙「勝馬」に入社。35年もの間、看板トラックマンとして名を馳せた。かねてから、ラジオ日本競馬実況中継で「オッズが落ちるパドック解説」を幾度となく演出。相馬眼は独創性に溢れており、現役トラックマンの追随を許さない。専門紙を引退した後もブレーンを広げており、美浦トレセンでは地獄耳とさえ謳われる。家族同然の付き合いをしている現役関係者は数知れず、内外ともに認める美浦競馬サークルの顔である。