専門紙・勝馬の看板TMとして一時代を築き「美浦の地獄耳」という異名が付く程の聞き屋が
築き上げた人脈を駆使し、五感とツボを刺激する自信の一頭をズバッとお届けする。
【ローズS】狙いは関東まで動きの良さが伝わってきた好調馬!
2019/9/14(土)
どうも!美浦の古川です。
土曜の中山は、後半の9、11、12Rと堀厩舎の管理馬3頭が全部勝ち切った。さすがは関東リーディングをひた走る名門厩舎、狙ったレースは高確率でモノにする勝負強さに改めて感心させられた。
3日間開催の真ん中・日曜は結構狙いたい馬がいるんだが、馬券的に一番面白いのは中山10R・初風特別の⑪イサチルルンルン(牝4、美浦・竹内厩舎)だろう。
函館以来で少しレース間隔はあいたものの、仕上がりは問題ないどころか相当具合はイイらしく、コンビを組む松岡が「人気があんまりないなら絶対オススメだよ」と笑顔でVサイン。
中山の芝は時計が速く、インの先行馬がなかなか止まらないんだが、顔ぶれを見るとそこまで骨っぽいスピード馬は不在。終い確かなこの馬の差し脚に賭けてみたい。
阪神では秋華賞TRの阪神11R・ローズSか。実績上位の④ダノンファンタジー(牝3、栗東・中内田厩舎)がどこまで仕上げてくるかだが、関東馬の顔ぶれもなかなか。
オークスは少し勿体ない内容で4着だった⑧ウィクトーリア(牝3、美浦・小島茂厩舎)は栗東滞在だが、具合の良さがこっちにまで聞こえてきた。この馬の為に戸崎も阪神入りするし、前哨戦なら頭から狙う手は十分あるんじゃないか。
プロフィール
古川 幸弘 - Yukihiro Furukawa
昭和41年、競馬専門紙「勝馬」に入社。35年もの間、看板トラックマンとして名を馳せた。かねてから、ラジオ日本競馬実況中継で「オッズが落ちるパドック解説」を幾度となく演出。相馬眼は独創性に溢れており、現役トラックマンの追随を許さない。専門紙を引退した後もブレーンを広げており、美浦トレセンでは地獄耳とさえ謳われる。家族同然の付き合いをしている現役関係者は数知れず、内外ともに認める美浦競馬サークルの顔である。