専門紙・勝馬の看板TMとして一時代を築き「美浦の地獄耳」という異名が付く程の聞き屋が
築き上げた人脈を駆使し、五感とツボを刺激する自信の一頭をズバッとお届けする。
【セントライト記念】「一番可能性がありそうな菊花賞」に向けて
2019/9/15(日)
どうも!美浦の古川です。
日曜のローズSは勝ちタイムもレコードだったけど、内容的にもタイトでいい競馬だったな。
前半うまく抑え込んで脚をタメることに成功したダノンファンタジーが最後はまとめて差し切ったけど、直線で一旦先頭に立ったウィクトーリアも負けて強しの3着。
本番は京都の内回り2000m。コース設定もガラッとかわるだけに、本番での逆転もあるかもしれない。別路線組もいるので、今年の秋華賞はかなり面白くなりそうだ。
さて、3日間開催の最終日。皆さん、馬券疲れでバテたりしてないだろうか?(笑)
メインの菊花賞トライアル・セントライト記念はメンバー的に悩ましい一戦になったな。雨も降りそうなので、直前まで馬場の見極めも必要だしな。
色々買ってはキリがないので、応援込みで⑫ニシノデイジー(牡3、美浦・高木登厩舎)に大注目。春は折り合いに苦労して期待ほどの結果を出せなかったけど、ダービーで掲示板をしっかり確保したように世代上位は明白。
鞍上の勝浦も「三冠で一番可能性がありそうなのは菊花賞。しっかりココで結果を出して本番に向かえるよう頑張ります!」と気合が入っていたからな。人気割れでプレッシャーもないだろうからやってくれると信じてる。
早い時間のレースで妙味があるのは、中山3Rの④ウシュバテソーロ(牡2、美浦・高木登厩舎)。これも高木厩舎だ。初戦は内にモタれて不完全燃焼。「馬具を換える」って話だし、真っ直ぐ走れればガラリ一変があっていい馬だゾ!
プロフィール
古川 幸弘 - Yukihiro Furukawa
昭和41年、競馬専門紙「勝馬」に入社。35年もの間、看板トラックマンとして名を馳せた。かねてから、ラジオ日本競馬実況中継で「オッズが落ちるパドック解説」を幾度となく演出。相馬眼は独創性に溢れており、現役トラックマンの追随を許さない。専門紙を引退した後もブレーンを広げており、美浦トレセンでは地獄耳とさえ謳われる。家族同然の付き合いをしている現役関係者は数知れず、内外ともに認める美浦競馬サークルの顔である。