専門紙・勝馬の看板TMとして一時代を築き「美浦の地獄耳」という異名が付く程の聞き屋が
築き上げた人脈を駆使し、五感とツボを刺激する自信の一頭をズバッとお届けする。
常識的には甘くない条件も陣営評価は相当高い!
2019/11/21(木)
どうも!美浦の古川です。
今週日曜はジャパンカップ(G1)。今年で39回目か。
オレは第1回から現場で見ているんだが、外国馬が1頭もいないのは寂しい限り。約40年前、まだ若手だった頃に東京競馬場まで行って、英語の聞き取りもままならず苦労しながら取材したのはイイ思い出。
たしか第1回は、2着の外国馬(フロストキング)から枠連を買って獲ったのを覚えてる。
あの頃は「日本馬が海外馬に勝てるワケない」ってムードだったけど、今や日本馬に敵わないので外国馬が来日しない時代。隔世の感があるよな。
“インドのシンザン”なんて触れ込みの遠征馬(オウンオピニオン)も参戦してたし、国際色豊かでファンならずともワクワクしたもんだ。
国際レースとは名ばかりの日本馬同士のG1と化してもう数年経つが、外国馬誘致の為に何らかの工夫があってもいいと思うんだがどうだろう。
今週のジャパンカップのオレの注目馬は、他コンテンツ『ジャパンC爆走穴馬』にてチェックしてほしい。
最後に1頭、今週の競馬で狙いたい馬を紹介しておこう。土曜の東京7R・3歳以上1勝クラスに出走するラヴィアンレーヴ(牡3、美浦・田村厩舎)(田村厩舎)だ。
休み明けで昇級戦、常識的には甘くない条件なんだが、陣営評価が相当高く、向正面先頭から悠々と押し切った札幌での勝ちっぷりも上々。
ルメールの継続騎乗で仕上がりも万全とあらば、未勝利・1勝クラスの連勝も十分。それなりに人気はすると思うが、グリグリの1本人気は免れるようなら狙う価値アリとみてる。
プロフィール
古川 幸弘 - Yukihiro Furukawa
昭和41年、競馬専門紙「勝馬」に入社。35年もの間、看板トラックマンとして名を馳せた。かねてから、ラジオ日本競馬実況中継で「オッズが落ちるパドック解説」を幾度となく演出。相馬眼は独創性に溢れており、現役トラックマンの追随を許さない。専門紙を引退した後もブレーンを広げており、美浦トレセンでは地獄耳とさえ謳われる。家族同然の付き合いをしている現役関係者は数知れず、内外ともに認める美浦競馬サークルの顔である。