専門紙・勝馬の看板TMとして一時代を築き「美浦の地獄耳」という異名が付く程の聞き屋が
築き上げた人脈を駆使し、五感とツボを刺激する自信の一頭をズバッとお届けする。
【スプリングS】まだ底を見せていない素材!
2023/3/18(土)
どうも!美浦の古川です。
土曜日は阪神で若葉Sが行われ、日曜日は中山でスプリングS。これで皐月賞に向かうメンバーも定まってくる。
今年はこの段階になってもまだ主役がどの馬なのかハッキリしない。良い馬がいない訳じゃなく、力関係がまだ分からないという感じだな。
スプリングSから一気に皐月賞で主役になれるような馬が出てくるのか、それとも混戦模様のまま皐月賞を迎えるのか、いずれにせよ注目のレースになる。
- 本命馬
- ベラジオオペラ
本命は底を見せていない魅力、伸びシロに期待してベラジオオペラ(栗東・上村洋行厩舎)だ。
前走のセントポーリア賞が危なげない勝ちっぷり、スケールは違うが共同通信杯のエフフォーリアのような競馬だった。
武史は皐月賞では京成杯勝ち馬のソールオリエンスに乗ると発表されているが、「それでも厩舎が乗せてくれるなら」と気合十分。結果にこだわって乗るだろう。
メンバー的にも、逃げずに勝ち上がってきたのは強みになる。先行争いを見ながら最後に抜け出す競馬をしてもらいたい。
- 激走候補
- ジョウショーホープ
人気薄で挙げておくならジョウショーホープ(栗東・新谷功一厩舎)。この馬も関西馬だが今回は石川が騎乗する。石川は4年前にエメラルファイトでスプリングSを勝っているな。
重賞ではワンパンチ足りない競馬が続いていたが、前走のひいらぎ賞は良い勝ち方だった。中山向きの器用さがあるし、馬場やペースが読めないだけにここまでの経験の豊富さも活きてきそうだ。
プロフィール
古川 幸弘 - Yukihiro Furukawa
昭和41年、競馬専門紙「勝馬」に入社。35年もの間、看板トラックマンとして名を馳せた。かねてから、ラジオ日本競馬実況中継で「オッズが落ちるパドック解説」を幾度となく演出。相馬眼は独創性に溢れており、現役トラックマンの追随を許さない。専門紙を引退した後もブレーンを広げており、美浦トレセンでは地獄耳とさえ謳われる。家族同然の付き合いをしている現役関係者は数知れず、内外ともに認める美浦競馬サークルの顔である。