専門紙・勝馬の看板TMとして一時代を築き「美浦の地獄耳」という異名が付く程の聞き屋が
築き上げた人脈を駆使し、五感とツボを刺激する自信の一頭をズバッとお届けする。
ガンバレ!日本のジョッキー!
2014/11/27(木)
どうも!美浦の古川です。
本日木曜のトレセンは先週の3日間競馬の影響により、追い切り馬が殺到。さらにジャパンCウィークも手伝って、調教コースは人馬とも溢れかえっていた。そんな中でも調教師やジョッキーなどが時間を割いてくれたので、内容の濃い取材ができた。
ところで今週の東京開催では、ジャパンCと合わせてワールドスーパージョッキーズシリーズ(WSJS)が行われる。国内外の一流ジョッキーが集い戦うもの。海外からはムーアやスミヨンといった日本の競馬ファンにもお馴染みのジョッキーが参加し、関東からは蛯名・北村宏・田辺・戸崎、関西からは岩田・浜中・福永が参戦。
騎乗馬に関しては、各レースの出走馬を近走の成績などを考慮して4つに分類し抽選を行うという。勝ち負けになりそうな馬と、全く上位の可能性がない馬の差が激しく、ジョッキーの腕を争うシリーズなのにあまりにも不公平さを感じる。なかなか難しい事ではあると思うが、もう少し力差が接近している馬を集めて戦えばもっと面白いレースになるだろうし、本当の意味での世界ナンバーワンジョッキーの称号を競うものになると思う。これはあくまでも私自身の考えであるが、出場するジョッキー達もきっとそう思っているに違いない。
近4年は外国人ジョッキーがチャンピオンとなっているが、日本のジョッキーも善戦している。今年こそは日本のジョッキー、いや美浦の古川としては関東の4騎手にチャンピオンになって欲しいと思っている。
プロフィール
古川 幸弘 - Yukihiro Furukawa
昭和41年、競馬専門紙「勝馬」に入社。35年もの間、看板トラックマンとして名を馳せた。かねてから、ラジオ日本競馬実況中継で「オッズが落ちるパドック解説」を幾度となく演出。相馬眼は独創性に溢れており、現役トラックマンの追随を許さない。専門紙を引退した後もブレーンを広げており、美浦トレセンでは地獄耳とさえ謳われる。家族同然の付き合いをしている現役関係者は数知れず、内外ともに認める美浦競馬サークルの顔である。