専門紙・勝馬の看板TMとして一時代を築き「美浦の地獄耳」という異名が付く程の聞き屋が
築き上げた人脈を駆使し、五感とツボを刺激する自信の一頭をズバッとお届けする。
ゲートさえ決まればチャンス!
2014/11/28(金)
どうも!美浦の古川です。
以前は障害ジョッキーとして活躍していたが、ここ何年かで“平地で勝てるジョッキー”へと生まれ変わった柴田大知。今年も昨年の勝ち星(JRA41勝)にあと一つのところまで来ており、自身の年間勝利数の記録を塗り替える事は間違いないところ。人気のない馬でも持ってこられるのは上手いジョッキーである証拠で、土曜「穴ズバッ」はダイチ騎乗の穴馬を取り上げるとしよう。
東京3R①マイネルフレッチャはテンに行けない馬で、流れに乗れないのが難点。それでもデビューから連続③着しており、未勝利はいつ勝ってもおかしくない力を持っている。休み明けを一度使って状態は良くなっており、稽古の動きもスムーズになっている様子。
厩舎は「終いの脚は確かだし、互角のスタートが切れれば差のない競馬になると思う」と期待を寄せており、また3度目となるダイチは「勝てる力はあるので、ゲートだけ気をつけて出して行きたい」と言っており、最内枠を引いた事からもゲートは決めたいところ。
そして、相手として挙げたいのが⑪ヴァンガードシチー。陣営は「どうしても東京で使いたい」という事で連闘。前走の疲れもないようだし、距離が延びるのも良さそう。復帰後に片目をあけた後藤浩も気合い十分で、逆転までありそうだ。
プロフィール
古川 幸弘 - Yukihiro Furukawa
昭和41年、競馬専門紙「勝馬」に入社。35年もの間、看板トラックマンとして名を馳せた。かねてから、ラジオ日本競馬実況中継で「オッズが落ちるパドック解説」を幾度となく演出。相馬眼は独創性に溢れており、現役トラックマンの追随を許さない。専門紙を引退した後もブレーンを広げており、美浦トレセンでは地獄耳とさえ謳われる。家族同然の付き合いをしている現役関係者は数知れず、内外ともに認める美浦競馬サークルの顔である。