専門紙・勝馬の看板TMとして一時代を築き「美浦の地獄耳」という異名が付く程の聞き屋が
築き上げた人脈を駆使し、五感とツボを刺激する自信の一頭をズバッとお届けする。
これは隠れた素質馬!
2015/8/28(金)
どうも!美浦の古川です。
早いもので8月も最終週となり、夏の新潟開催は残すところ2週。7月の福島から続いた「週中のトレセン取材、週末の地方遠征」という過酷なローテを今年も無事に乗り切れそうである。あとは、この2週間はシッカリと馬券収益をあげて良い形で夏競馬を締めくくるつもりだ。
さて、土曜の「穴ズバッ」は新潟6R(3歳未勝利)の⑭テキスタイルアートをオススメする。4戦して馬券圏内には入っていないが、デビュー当初から好馬体が目立っており、新馬戦では後の2冠馬ドゥラメンテと差のない競馬をしていた隠れた素質馬。
前走も0秒6差の7着と敗れたが、ハナを切る競馬で先行力も披露しており、跨がっていた横山典弘も「なかなか良いものを持っている」と能力を感じ取っていた。現に、勝ち馬ジュンツバサと2着馬サトノメサイアは未勝利、500万を連勝し、後者は1000万でも連対を果たしている。さらに5着馬も未勝利を卒業しているとなれば、その比較からも地力の高さは言わずもがな。
今回は放牧明けになるが、陣営は「稽古の動きはシャープで、イキナリから走れる状態にある。左回りの方がスムーズだし、今の未勝利なら何とかなってイイ」と期待を寄せている。素質的にはこのまま未勝利で終わる馬ではなく、馬券的狙いは休み明けの今回だ。
プロフィール
古川 幸弘 - Yukihiro Furukawa
昭和41年、競馬専門紙「勝馬」に入社。35年もの間、看板トラックマンとして名を馳せた。かねてから、ラジオ日本競馬実況中継で「オッズが落ちるパドック解説」を幾度となく演出。相馬眼は独創性に溢れており、現役トラックマンの追随を許さない。専門紙を引退した後もブレーンを広げており、美浦トレセンでは地獄耳とさえ謳われる。家族同然の付き合いをしている現役関係者は数知れず、内外ともに認める美浦競馬サークルの顔である。