専門紙・勝馬の看板TMとして一時代を築き「美浦の地獄耳」という異名が付く程の聞き屋が
築き上げた人脈を駆使し、五感とツボを刺激する自信の一頭をズバッとお届けする。
厩舎の期待を背負う素質馬
2015/9/12(土)
どうも!美浦の古川です。
名門の二ノ宮厩舎の2歳馬は、ナカヤマフェスタの全妹オールプリュネルなど既に7頭がデビューしているが、いまだ勝ち上がった馬はいない。中央開催に戻ってきた事もあり、そろそろエンジンが掛かってくる頃だが、日曜中山1R(2歳未勝利)に出走する⑦オロフィナアスールは是非とも狙ってみたい一頭だ。
厩舎の先陣を切ってデビューした期待馬馬だが、その初戦はスタートで出遅れた上に、ゴール前で失速と良いところはなかった。それでも厩舎は「素質は高い馬なので、今後に期待したい」と評価が落ちる事はなく、レース後は間隔を取って再調整。
今回は2ヶ月ぶりになるが、帰厩後は約1ヶ月に渡って乗り込まれ、前走時よりもデキは上々。陣営も「今週は馬場の悪い中で素晴らしい動きを見せてくれた。ゲートも2度目なら上手く出てくれるだろうし、能力を発揮できれば久々でも勝ち負けになっていい」と期待を寄せている。
持ち前の決め手を発揮れば勝負になって良く、ピッタリとハマれば差し切る場面も想像できる。
プロフィール
古川 幸弘 - Yukihiro Furukawa
昭和41年、競馬専門紙「勝馬」に入社。35年もの間、看板トラックマンとして名を馳せた。かねてから、ラジオ日本競馬実況中継で「オッズが落ちるパドック解説」を幾度となく演出。相馬眼は独創性に溢れており、現役トラックマンの追随を許さない。専門紙を引退した後もブレーンを広げており、美浦トレセンでは地獄耳とさえ謳われる。家族同然の付き合いをしている現役関係者は数知れず、内外ともに認める美浦競馬サークルの顔である。