専門紙・勝馬の看板TMとして一時代を築き「美浦の地獄耳」という異名が付く程の聞き屋が
築き上げた人脈を駆使し、五感とツボを刺激する自信の一頭をズバッとお届けする。
手塚厩舎の2歳馬は狙い目!
2015/11/20(金)
どうも!美浦の古川です。
開業18年目になる手塚貴久厩舎だが、今年はすでに年間勝利数を更新して31勝(11/15現在)。関東のリーディングトレーナー争いでは堀厩舎に次ぐ2位である。今春、受け入れる2歳馬が20頭以上も居て馬房調整にテンヤワンヤしていた手塚師だが、その甲斐あって管理する2歳馬は7勝を挙げ、勝率20%と高確率。これは負荷を掛けた調教と豊富な稽古量で鍛え上げられた若駒達がレースに行って結果を出してきた証である。これからも手塚厩舎の2歳馬には注目である。
と言うことで、土曜の「穴ズバッ」では手塚厩舎の2歳馬をオススメする。東京3R・2歳未勝利⑭ヘラルドスクエアはデビュー戦⑤着だったが、勝ち馬とは0秒3差。手塚師は「初戦は出負けして脚を使わされたが、追い上げた末脚はなかなか」と評価は高く、2戦目での勝ち上がりを期待している。
この中間はゲート練習を積んで不安も解消しており、小柄な牝馬ながら馬体もキープしている。手塚師も「発馬さえ五分に出てくれれば勝負になっていい」と力が入っており、乗り替わりの戸崎の手綱捌きにも期待したい。
プロフィール
古川 幸弘 - Yukihiro Furukawa
昭和41年、競馬専門紙「勝馬」に入社。35年もの間、看板トラックマンとして名を馳せた。かねてから、ラジオ日本競馬実況中継で「オッズが落ちるパドック解説」を幾度となく演出。相馬眼は独創性に溢れており、現役トラックマンの追随を許さない。専門紙を引退した後もブレーンを広げており、美浦トレセンでは地獄耳とさえ謳われる。家族同然の付き合いをしている現役関係者は数知れず、内外ともに認める美浦競馬サークルの顔である。