専門紙・勝馬の看板TMとして一時代を築き「美浦の地獄耳」という異名が付く程の聞き屋が
築き上げた人脈を駆使し、五感とツボを刺激する自信の一頭をズバッとお届けする。
今度こそ差し切れる!
2015/11/28(土)
どうも!美浦の古川です。
現在、関東のリーディングトレーナー争いで2位の手塚貴久厩舎。土曜も東京8R・3歳上1000万下のオホーツクと京都9R・高雄特別のモンドインテロで勝って好調だが、日曜の東京2R・2歳未勝利⑱ローズクランスも星勘定に加えている一頭。
3ヶ月ぶりの前走は仕上がりが良く「イキナリから勝負になる」と言っていた手塚師。レースでは出遅れて最後方からの競馬となり、直線勝負に賭けると、内からスルスルと抜け出し首差②着まで詰め寄った。厩舎では「器用さに欠けるが能力は相当に高い」と改めて評価を上げており、3戦目の今回に勝ち上がりを狙っている。
外傷があってこの中間は放牧に出していたが、牧場で乗り込んでいた様子で仕上がりは上々。手塚師は「東京コースは合っているので、最終週のココを目標に調整。未勝利では力は上だし、持ち時計的にも今度こその気持ち」と期待を寄せている。
その期待値の高さはムーアに騎乗依頼していることからも窺え、この大外枠なら例え出遅れてもキッチリと差し切れるだろう。
プロフィール
古川 幸弘 - Yukihiro Furukawa
昭和41年、競馬専門紙「勝馬」に入社。35年もの間、看板トラックマンとして名を馳せた。かねてから、ラジオ日本競馬実況中継で「オッズが落ちるパドック解説」を幾度となく演出。相馬眼は独創性に溢れており、現役トラックマンの追随を許さない。専門紙を引退した後もブレーンを広げており、美浦トレセンでは地獄耳とさえ謳われる。家族同然の付き合いをしている現役関係者は数知れず、内外ともに認める美浦競馬サークルの顔である。