専門紙・勝馬の看板TMとして一時代を築き「美浦の地獄耳」という異名が付く程の聞き屋が
築き上げた人脈を駆使し、五感とツボを刺激する自信の一頭をズバッとお届けする。
関東馬の勝負遠征!
2015/12/12(土)
どうも!美浦の古川です。
暮れの中京開催での関東馬の活躍が目立ち、今週土曜も12レース中8レースで勝利を飾っている。中京競馬場は関西圏と言っても新潟競馬場までと変わらない距離で、美浦トレセンからも東名高速を使えば5時間ほどだろう。中京遠征する関東馬の中には左回りを得意とするサウスポーも居るが、メンバーが揃う中山より勝つチャンスがある手薄の中京へ積極的に使ってくる場合も多い。
日曜の「穴ズバッ」で取り上げる中京8R・3歳上500万②ホクラニミサも相手を見定めての勝負遠征。水曜時点では同じ条件の土曜中京12Rに登録していたが、投数の多さで出走が困難と見るや、出走可能な日曜へ変更。
久々の前走は⑫着と負けたが、14キロ増と明らかに太目残りが原因。この中間はしっかりと負荷を掛けた稽古を積んで、馬体はスッキリ。陣営は「500万はすでに勝っているし、前走だって最後はシッカリと伸びている。一度使って馬は確実に良くなっているし、決め手が活きる展開になればチャンスはある」と巻き返しに期待している。マイルの距離も守備範囲で、折り合いが上手くつけば差し切りまであり得る。
プロフィール
古川 幸弘 - Yukihiro Furukawa
昭和41年、競馬専門紙「勝馬」に入社。35年もの間、看板トラックマンとして名を馳せた。かねてから、ラジオ日本競馬実況中継で「オッズが落ちるパドック解説」を幾度となく演出。相馬眼は独創性に溢れており、現役トラックマンの追随を許さない。専門紙を引退した後もブレーンを広げており、美浦トレセンでは地獄耳とさえ謳われる。家族同然の付き合いをしている現役関係者は数知れず、内外ともに認める美浦競馬サークルの顔である。