専門紙・勝馬の看板TMとして一時代を築き「美浦の地獄耳」という異名が付く程の聞き屋が
築き上げた人脈を駆使し、五感とツボを刺激する自信の一頭をズバッとお届けする。
ダート路線はこの馬に期待!
2016/2/5(金)
どうも!美浦の古川です。
先週は4連対を果たし好調の手塚貴久厩舎。その中で日曜京都10R松籟Sで勝利したモンドインテロは、手塚師が今年、一番の飛躍を期待している実力馬。先週の取材時に「(モンドインテロは)ここを勝って春の天皇賞へ向かいたい」と言っており、直線で抜け出した末脚はオープンでの活躍を期待させるものだった。京都で連勝した事からもコース適性はありそうで、この馬の今後に注目したい。
さて、土曜の「穴ズバッ」では、その手塚厩舎がダート路線での活躍を期待している東京11R・白嶺Sの⑧アルタイルを取り上げる。昨秋から調子を崩し不甲斐ない結果が続いているが、前走後のリフレッシュ放牧で馬は立ち直り「休ませて本当に良くなった」と手塚師。
帰厩後の稽古では、併せ馬で好時計を再三マークして仕上がりの良さをアピールしており、イキナリから力を出せる態勢だ。手塚師は「このクラスでも素質は上位だと思うし、恵まれたこのハンデ(55キロ)なら楽しみだね」と期待十分で、タイプとして合いそうな蛯名正義騎手に乗り替わったとなれば初戦から積極的に狙いたい。
プロフィール
古川 幸弘 - Yukihiro Furukawa
昭和41年、競馬専門紙「勝馬」に入社。35年もの間、看板トラックマンとして名を馳せた。かねてから、ラジオ日本競馬実況中継で「オッズが落ちるパドック解説」を幾度となく演出。相馬眼は独創性に溢れており、現役トラックマンの追随を許さない。専門紙を引退した後もブレーンを広げており、美浦トレセンでは地獄耳とさえ謳われる。家族同然の付き合いをしている現役関係者は数知れず、内外ともに認める美浦競馬サークルの顔である。