オークス(G1、東京芝2400m)はキャリアの浅い3歳牝馬の限定G1とあって、20年3着ウインマイティー(13人気)、21年3着ハギノピリナ(16人気)、22年2着スタニングローズ(10人気)、23年3着ドゥーラ(15人気)と過去5年のうち4回も「2ケタ人気の穴馬」が馬券に絡んでいるレース。

さらに予想を難しくしているのが今週末の雨予報でしょう。ほとんどの出走馬が東京芝2400mは初経験に加えて、良馬場でしか走ったことが無い馬も少なくありません。

レース前から波乱ムードが漂っており、今回浮上した激走候補はどちらも2ケタ人気級の穴馬。馬券に絡めば高配当は確実だけに要チェックです!

本命じゃない。でも、美味い。

オークス・推奨穴馬


レーヴドロペラ

📝 推奨理由

無欲の追い込み――。主に人気薄の馬や、勝つことへのプレッシャーが比較的少ない状況にある馬が、レース終盤の直線で後方から一気に他の馬を追い抜いて上位に食い込む戦法を指す。

ここでの「無欲」という言葉には、以下のようなニュアンスが含まれる。

・プレッシャーの少なさ
→人気馬のように常にマークされる立場ではなく、比較的自由にレースを進められる

・気負いのなさ
→馬や騎手が過度なプレッシャーを感じることなく、リラックスして走りに集中できる

・展開利
他の有力馬同士が激しく競り合うことで前方が苦しくなった場合など、展開が向くケースがある

これらの要素が組み合わさった結果、実績で劣る馬であっても大番狂わせを演じることが少なくない。特に近年のオークスでは21年3着ハギノピリナ(16人気)、23年3着ドゥーラ(15人気)など、無欲の追い込みに徹した馬が波乱の演出しているのは注目だろう。

この2頭に共通しているのは脚質だけではない。どちらも「芝1800mを超える距離で好走実績」がある中距離タイプの牝馬だった。

この条件に当てはまる爆弾穴馬が②レーヴドロペラだ。札幌2歳S5着後に中山芝2000mのオープン特別、芙蓉Sで2着の実績がある。

その後のホープフルS、フラワーCと芝中距離戦に使い、後方から追い込むも届かず。同馬もサヴォンリンナと同じく良馬場の瞬発力勝負では厳しいが、稍重の東京芝1600mで勝ち上がったように道悪は歓迎のタイプ。

過去に波乱を演出した馬たちと同様、オークスというタフな舞台でこそ無欲の追い込みに賭けてみたい1頭だ。

📌 総評

オークスは、3歳牝馬にとってスタミナ、距離適性、精神的な強さが試される真の女王決定戦です。

桜花賞とは求められる適性が異なるため、距離延長をこなせる血統背景やレースセンスを持つ馬、そして何よりも2400mを最後まで走り抜くスタミナと底力を秘めた馬が栄冠を掴む可能性が高いと言えるでしょう。