昨年の日本ダービー(G1、東京芝2400m)では、9番人気ダノンデサイルをズバリ指名した「三ツ星穴馬」。

あの興奮から早1年。コーナー名の大元になった「ミシュランガイド」の内容に寄せて装いも新たにリニューアルした三ツ星穴馬が狙うのは、ダノンデサイルに勝るとも劣らない可能性を秘めた激走候補になります。

昨年の感動を再びお届けすべく厳選した推奨馬の走りに、どうぞご期待ください!

本命じゃない。でも、美味い。

日本ダービー・推奨穴馬

⭐⭐
エリキング

📝 推奨理由

本日更新の攻略レポートでも詳しく紹介しているとおり、過去5年の1~3着馬15頭のうち12頭が「1週前または最終追い」の「ウッドコース」で「レースと同じジョッキーが騎乗」で追われている共通点があった。

この「好走馬の調教パターン」に該当していたのが昨年のダノンデサイルであり、横山典騎手が乗った1週前追いで6F79秒6(一杯)の好時計をマークしながら、ラスト1F11秒0と抜群の伸び。皐月賞で出走を取り消した馬とは思えない動きを披露していたのは見逃せない。

今年の出走馬で「6F80秒0より速い時計」かつ、「ラスト1F11秒台前半」という厳しい条件に完全合致した好調教馬は下記の2頭のみ。

・エリキング 川田
6F79秒8-1F11秒2(一杯)

・リラエンブレム 浜中
6F79秒3-1F11秒3(一杯)

どちらもダービーで有利な内枠と人気を考慮すれば押さえておく価値ありも、あえて1頭に絞るとすれば、骨折明けを使われた上積みが見込めるエリキングを推したい。

11着に敗れた皐月賞は1コーナーのポジション争いで、3着マスカレードボールと複数回に渡り馬体が接触。これまで馬群でモマれた経験がない同馬にとって厳しい競馬を強いられており、内を突いた直線でも他馬に寄られてブレーキをかける場面があった。

ダノンデサイルと同じく皐月賞をノーカウントすれば3戦3勝。重馬場の新馬を勝ち、東京コースは初めても同じ左回りの中京で勝利経験あり。これらの要素とダノンデサイルに勝るとも劣らない調教パターンが相まって、ダービーでの大駆けを期待させる1頭だ。

📌 総評

日本ダービーは東京芝2400mを舞台に3歳馬にとって世代の頂点を決める、最も過酷で、最も栄誉あるレースです。

スピード、スタミナ、精神力だけに留まらず運までも味方につけた、真に強い馬だけがダービー馬の称号を手にすることができます。皐月賞組を中心に、各馬の距離適性や東京コースへの適性、そして当日の馬場状態を見極めることが予想の鍵となるでしょう。