ダービー馬クロワデュノールは凱旋門賞の前哨戦であるプランスドランジュ賞を勝ち、皐月賞馬ミュージアムマイルは先週のセントライト記念を快勝。春のクラシックホースが幸先良く秋初戦をクリアしました。

ただし、ともに菊花賞へは出走せず、菊花賞戦線は非常に混沌。ゆえに、最後の1冠への挑戦権がかかる神戸新聞杯(G2、阪神芝2400m)は、大注目の一戦となるでしょう。

今年は少し寂しい10頭立ても、2021年は2→5→8番人気の組み合わせで3連単8万9330円の好配当が飛び出しています。

先週はローズS&セントライト記念ダブルで美味しい穴馬をお届け!

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この神戸新聞杯(G2、阪神芝2400m)も、凄腕研究員渾身の美味しい穴馬にご注目ください!

本命じゃない。でも、美味い。

神戸新聞杯・推奨穴馬

⭐⭐
デルアヴァー

📝 推奨理由

こ、これは…!?

馬券発売から間もない土曜10時過ぎのオッズを見て驚いた。確かにオールカマーのホーエリート1番人気の方が驚いたが、この神戸新聞杯のオッズも驚いた。

ダービーでも好走したショウヘイ、エリキング、ホープフルS2着のジョバンニが人気上位を占めるのは分かる。

な、なぜデルアヴァーがこんなに人気がないんだ!

しかし、これは嬉しい驚きだ。馬券を買いたい立場からすると、あれこれ考えているうちに時は過ぎて土曜午前10時50現在、単勝オッズが30倍近くある(恐らくもう少し下がるだろうが…)。

先の上位人気3頭を除くと、リステッドの白百合Sを勝ち、2戦2勝と底を見せていないライトトラックとともに、既に2勝を挙げて京都新聞杯でも3着と好走しているデルアヴァーが実績上位といえるだろう。

なのに、このオッズの差は本当に嬉しい限り。これぞまさに『ビブグルマン』ではないか!

なにも、人気がないだけで、紹介しているわけではない。ダービー出走がかかる京都新聞杯こそ早めに勝負をかけた分、メンバー3位以内の上がりをマークすることはできなかったが、それでも上がりタイムは34秒0(上がりトップは33秒8が3頭)。

若葉Sでは4着ながらジョバンニとの着差は0秒2。上がりタイムはジョバンニの34秒4に対して34秒2と、逆に0秒2上回っている。

ここまで7戦してメンバー最速上がりが5回。ホープフルSのみ35秒3と時計を要しているが、メンバー3位の上がりが35秒2で上がり順位としては4位タイ。瞬発力に関してはこの世代トップクラスのものを持っているのだ。

阪神の芝2400mはゆったりとした流れになりやすく、ラストの瞬発力が問われるコース。この馬にはもってこいの舞台設定で、香ばしい激走の香りが漂っている。

📌 総評

2400mは日本ダービーやジャパンCが行われる距離ですが、阪神競馬場で行われる重賞はこの神戸新聞杯のみ。芝の状態がいい季節に加え、長い直線が特徴のコース形態から瞬発力に長けた馬が有利となります。

今年はクラシックホースがおらず、勝負気配の強い格上挑戦組にもチャンスはありそうです。