牡馬3冠の最終関門・菊花賞(G1、芝3000m)は、全馬が初の3000mを走る、波乱要素に満ちたレース。

ましてや今年は、ダービー馬クロワデュノール、皐月賞馬ミュージアムマイル、ダービー2着、皐月賞3着マスカレードボールのいずれもが不出走。波乱ムードにさらなる拍車がかかっています。

そんな難解なレースも、競馬ラボが誇る腕利き研究員におまかせ! 昨年は7番人気3着激走のアドマイヤテラを推奨。しっかりと人気薄を仕留めました。

⇒昨年の3つ星穴馬はコチラ

今年も美味い穴馬が浮上した模様。滲み出る穴馬のエキスをじっくりと味わってください!

本命じゃない。でも、美味い。

菊花賞・推奨穴馬

⭐⭐
ヤマニンブークリエ

📝 推奨理由

今年からG1の前哨戦、トライアルレースの多くが1週前倒しとなっているのは皆さんもご存知だろう。

菊花賞の前哨戦といえば、かつては神戸新聞杯が定番だったが、近年は、少しでもリフレッシュ期間を確保できることから、1週前に行われるセントライト記念組の好走例が増えつつあった。

ところが今年は、本番までの間隔が1週間延びた影響もあり、春のクラシック好走組の多くが神戸新聞杯を選択。ちなみに皐月賞馬ミュージアムマイルはセントライト記念に出走したが、これは天皇賞・秋までの間隔を多く取りたかったからと言われており、これも理由は同じである。

神戸新聞杯が昨年より1週多く間隔を取れるのであれば、さらに間隔が空いたセントライト記念で2着に入り、菊花賞の優先出走権を得たヤマニンブークリエを再度狙うべきと考えた。

結果的にミュージアムマイルの決め手に敗れたが、相手は皐月賞馬。2勝クラスを勝ったばかりの馬が、インの狭いところ割って、コンマ1秒差に迫る。実に味のある内容だった。

神戸新聞杯組のような上がり3ハロン32秒台といった派手さは確かにない。しかし、菊花賞は3000mの長丁場。必要なのは切れる脚よりも、セントライト記念で見せたような"しぶとさ"だろう。

父は15年の勝ち馬キタサンブラックで、奇しくも入った枠は父と同じ2枠4番。早くから長距離向きと評価されていた馬でもあり、激走のお膳立ては整っている。

📌 総評

先週の秋華賞が内回り2000mのトリッキーなコースならば、この3000mは3コーナーの坂を2度越える、ある意味トリッキーなコース形態。当然ながら豊富なスタミナが必要とされます。

クラシックを勝っている完成度の高い馬がいない今年は、例年以上に最後の踏ん張り、スタミナが勝負のポイントとなりそうです。