今年より施行時期が6月から12月1週目へと移動。昨年までチャレンジCが行われていた週で、距離は2011年以来となる1800mに変更されました。

この鳴尾記念とチャレンジCは施行時期がコロコロと変わるデータ派泣かせのレースですが、心配は無用!

競馬ラボが誇る腕利き研究員が独自の視点で人気薄の激走候補を抽出。あなたの馬券にピリッとスパイスを加えます。

師走競馬の幕開け鳴尾記念(G3、阪神芝1800m)も、腕利き研究員が送る至高の穴馬を存分にご賞味ください!

本命じゃない。でも、美味い。

鳴尾記念・推奨穴馬

⭐⭐
ナムラエイハブ

📝 推奨理由

今年から再び1800mの重賞として装いを新たにした鳴尾記念。時期が異なる昨年までの鳴尾記念、この週に行われていた昨年までのチャレンジCはともに2000mで、この1ハロンの距離短縮が穴のポイントになる。

そこでまずピックアップしたいのが、このナムラエイハブ。

父リアルスティールは全4勝が芝1800m。皐月賞、菊花賞、天皇賞・秋で2着があったが、G1タイトルは国内ではなく、ドバイターフだった。

そして、母のナムラアンも全5勝のうち4勝が1800m。重賞タイトルには手が届かなかったものの、オープンの都大路Sを勝ち、白百合Sで後に重賞を2勝するアルバートドックとクビ差の2着と好走した1800m巧者だった。

この両親から生まれたナムラエイハブは、阪神の1800mこそ1戦の実績しかないのだが、それが少差の4着。1800mそのものは[2-1-0-2]、阪神コースは[1-1-1-2]と堅実に走っていて、適性は十分あると見たい。

芝1800mという距離は、国内ではG1が組まれておらず、そのままの表現になるが、2000mでは長く、1600mで短いという、1800mに特化された『距離巧者』が生まれやすい条件。

今回の条件変更は、まさにこの馬のための変更といっても過言ではないだろう。オープンでも戦えるメドを立てており、ここが来年に向けての飛躍の一戦となる!

📌 総評

今年から開催時期が暮れの1週目に移り、距離が1800mへ短縮されたことで、この舞台を得意とする馬が力を発揮しやすい条件となりました。能力はもちろん重要ですが、距離やコース適性にも注意を払ってください。