騎手時代に約20万人が来場した90年ダービーをアイネスフウジンで逃げ切った中野栄治元調教師が、
独自の視点で重賞の好調教馬を導き出します!
【紫苑S】秋競馬スタート!レジェンドが狙うのは前走敗因明確な馬
2026/9/5(土)
| 1週前 栗東ウッド(良) | ||||||
|---|---|---|---|---|---|---|
| 80.1 | 65.9 | 51.8 | 36.8 | 11.3 | G前気合付 | |
いよいよ秋競馬の開幕だね。G1に向けたトライアルや前哨戦が増えることで、ファンの方の盛り上がりも増しているんじゃないかな。
ところで皆様は"9月病"になっていないかな? 夏の猛暑によって蓄積した疲労が出たり、エアコンによる寒暖差などで体調を崩しやすいのが9月。それは人も馬も一緒。
いやいや、あなたはどうなんだって?僕の場合は飲み疲れで毎月のように、違う意味で病気(笑)
皆様も体調管理には十分気を付けていただいて、秋競馬を一緒に楽しみましょうね!
さて、今週は秋華賞のトライアルでもある紫苑Sから、ナンバーワンはリアライズルミナスだ。
ひと言で順調だね。この夏1回使ったことで、1週前の併せ馬でも抜群の反応だったし終いも伸びやか。
前走は喉が鳴っていたらしいけど、それより距離が長かった印象もあるし、機動力が活きる中山の2000mも条件的には合っていると思う。週末は雨の予報もむしろ好都合だろう。
実績で言えばドリームコア。オークス後も順調に過ごせたようで、中間の乗り込みも十分だね。とりわけ1週前の併せ馬では終いの1ハロンを10秒台で上がってきた。ユッタリとしていて、かつ活力のある動きだったなぁ。本番が先にあるとはいえかなり仕上がっていると思う。
サムシングスイートはもともと稽古では動くタイプだけど、一頓挫あった春とは違って順調に来れているのが何より。前走は牝馬限定の1勝クラスとはいえ中身のある内容だった。今週も馬なりで好時計。使った上積みは大きいし、初重賞でも侮れないと思うよ。
最後にロングトールサリー。まだ1勝馬の身だけどオークスに出走したくらいなので厩舎の期待も高いんだろうね。先週、今週ともにキビキビとした動きで、状態はかなり良さそうだね。
クリノオリーブ
日曜の狙いは阪神10Rのクリノオリーブ。前に行けないと勝負になりにくい馬で、前走の上越Sは内枠から先行できなかったのが敗因。外枠ならもっと行けるだろうし、52kgを利してポジションを取れれば一変があってもいいんじゃないかな。
プロフィール

【中野 栄治】Eiji Nakano
1953年大分県生まれ、東京都出身。父は大井の元調教師という家庭で育ち、1971年に騎手デビュー。数多くの活躍馬に騎乗し、約20万人が詰めかけた1990年日本ダービーをアイネスフウジンで逃げ切り伝説を作る。1995年には調教師に転身。短距離G1を2勝したトロットスターなどを育て、日本競馬にその名を残した名ホースマン。





