ティラトーレ      
当週 美浦ウッド(良)
81.4 66.3 52.3 37.8 12.0 馬なり

今週はフェアリーSだね。キャリアの少ない3歳牝馬限定戦で、しかも舞台はトリッキーな中山マイル。この時期はまだ脚質も定まっていない馬ばかりだから、展開を読み解くのも難しいレースだ。能力差はそれほどないメンバー。いかにロスなく回れるかがポイントになるだろうね。

初めに個人的な話をさせてもらうけれど、このレースは10年前にノットフォーマルで勝ったんだ。覚えているかな?(笑)

周りの評価は低かった。11番人気だったからね。でも状態がかなり上がっていたんで、内心色気は持っていたんだよ。まあ、まさか勝つとは思ってなかったけどね(笑)

当時乗せたのは弟子の黛弘人君だった。ノットフォーマルを担当していたのが黛くんの父親でね。親子での重賞初制覇だったから感慨深かったな。とにかく嬉しかった思い出があるよ。

予想に入ろうか。今週のナンバーワンはティラトーレだね。今週はウッドで3頭併せの内にいたんだけれど、スゴく良かったよ。力みがないし、フットワークも軽くて伸び伸びと走っていたのが印象的だった。

(木幡)巧也くんがずっと稽古を付けている馬。それだけ期待が高い証拠だと思うし、頑張ってほしいよ。


次点はミーントゥビー。堂々としていてリラックスして走れていたね。その分、終いの伸びも良かった。3歳牝馬とは思えない風格があったなぁ。

ルージュミレネールはシャドーロールを着けても頭の高い走りだったけど、それでいて推進力があって、やればいくらでも時計が出るといった感じだ。その時計も速かったし、以前より前向きになっていたね。

最後にモルティフレーバー。今週は終い重点で最後気合を付けただけでだったんだけど、相手を一気に突き放した。立て直してきた効果を十分感じる。前走で減った馬体も戻っているようだし、前走の敗戦だけでは見限れない存在だと思うよ。


中京7R
テーオーエルビス      

前走のカトレアSでは道中終始引っかかりながらも粘って3着に食い込んだ馬だね。

2走前に京都のダート1200mで好タイムで逃げ切っているようにスピードの絶対値が違う感じ。1400mでスピードを生かすスタイルなら前進が期待できるんじゃないかな。