騎手時代に約20万人が来場した90年ダービーをアイネスフウジンで逃げ切った中野栄治元調教師が、
独自の視点で重賞の好調教馬を導き出します!
【日経新春杯】フェアリーSは大的中!今週もレジェンドが"縁ある重賞"に挑む
2026/1/17(土)
| 当週 栗東CW(良) | ||||||
|---|---|---|---|---|---|---|
| 52.9 | 37.5 | 11.6 | 馬なり | |||
先週のフェアリーSはS評価にしたブラックチャリスが勝ってくれたね。少しでもお役に立てたのなら嬉しいな。ノットフォーマルが勝った時といい、僕はやっぱりフェアリーSと縁があるみたいだ(笑)
距離や枠順に不安を抱くファンが多かったのか、実績の割に5番人気に甘んじていたけれど、"動き"はウソをつかないよね。
それにしても津村くんは中山金杯に続いて重賞を連勝かぁ。以前に言ったことがあるかもしれないな、彼は現役の中でも一番綺麗なフォームで乗っているんだよ。
まさにお手本のようなジョッキーだと思っているんだ。あとは度胸とか、貪欲さとかがあるともっといいんだけれどね。もう年齢的にベテランの域。この調子で頑張ってほしいな。
さて、今週は日経新春杯。管理していたブローザホーンが勝ってからもう2年が経つんだね。早いなぁ。定年前に最後に重賞を勝たせてくれた馬だし、思い入れもあるレースだよ。
最近は海外遠征が増えて有力馬が揃いづらくなったけれど、昨年の勝ち馬ロードデルレイがその後の大阪杯で2着、そして一昨年の勝ち馬ブローザホーンも宝塚記念で1着と、出世レースであることは間違いのないところだ。
そんな中で、今年の日経新春杯のナンバーワンはゲルチュタールだ。
菊花賞以来だけれど、1週前にビシッと追ったことでスイッチが入ったかな。太め感はなくフットワークもシッカリしていた。
今週と合わせて上手くまとめてきたようだね。明け4歳の菊花賞4着馬とあって人気は集めるだろうけれど、それに応えられる状態だと思う。
ライラックは暮れの有馬記念でひと悶着あった馬。先週、今週とストライドが大きく気持ち良く走っていたのが好印象。馬もそうだけれど、鞍上の藤岡佑騎手も引退間近。人馬共に頑張ってほしいね。
マイネルクリソーラは以前に管理していた馬なんだ。動きは良かった。重心の低い姿勢で集中して走っていたね。前走は距離不足の割には頑張っていたし、今回は条件も合っていると思う。
最後にマイネルケレリウス。これは最近にはなかった機敏さがあったし、何か煮詰まっていた暮れとは違ってハツラツとしていた。人気は全くなさそうだけれど、侮れない存在じゃないかな。
ヤマニンバロネス
日曜の狙い馬は京都9Rのヤマニンバロネス。逃げ馬じゃなくてごめんね(笑)。前走の嵯峨野特別は内枠だったんだけれど、4コーナーで詰まって、直線でも詰まって、スムーズに運べていなかったね。(武)豊くんなら同じミスは繰り返さないはず。一変に期待したい。
プロフィール

【中野 栄治】Eiji Nakano
1953年大分県生まれ、東京都出身。父は大井の元調教師という家庭で育ち、1971年に騎手デビュー。数多くの活躍馬に騎乗し、約20万人が詰めかけた1990年日本ダービーをアイネスフウジンで逃げ切り伝説を作る。1995年には調教師に転身。短距離G1を2勝したトロットスターなどを育て、日本競馬にその名を残した名ホースマン。




