騎手時代に約20万人が来場した90年ダービーをアイネスフウジンで逃げ切った中野栄治元調教師が、
独自の視点で重賞の好調教馬を導き出します!
【皐月賞】レジェンド・中野栄治元調教師が皐月賞で乗りたい馬はまさかの大穴!?
2026/4/18(土)
| 11日土曜 栗東CW(重) | ||||||
|---|---|---|---|---|---|---|
| 84.2 | 68.6 | 53.3 | 38.1 | 11.3 | 一杯 | |
はじめに先週の桜花賞の話から。勝ったスターアニスは純粋に強かったね。
最近は阪神ジュベナイルフィリーズからのブッツケ本番組が結果を出しているけれど、この馬もしかり、今後が楽しみだ。これは個人的な感想で、今の3歳世代で牡馬も含めて一番強いんじゃないかな。
だから僕としてはダービーに出ないかなぁとも思ってる(笑)。さすがにオークスに行くようだけれど、次走も有力候補になることは間違いない。
それでは本題の皐月賞に話を移して、今週のナンバーワンはカヴァレリッツォだ。
中間は前走時と同様、土曜にCWコースで負荷をかけて週中は坂路で軽く調整してきた。順調さが伝わる仕上がりだと思う。硬さもないし、凄くリズミカルな動き。程よく気合も乗って、態勢は整ったと見るね。
ロブチェンは1週前の動きが非常に良かった。CWコースで3頭併せの内から仕掛けての反応が抜群だったね。重心の低いフォームでスムーズに加速していたし、前哨戦を叩いた上積みは大きいと思う。
リアライズシリウスは3週連続で津村騎手が跨っていたけれど、弾力性のあるフットワークでラクラクと先着していた。1週前は自己ベストをマークして、今週も余力を残して好時計。前走時より鋭さが出てきた感じだね。
最後にアドマイヤクワッズ。中間はプールを併用して乗り込みは十分。1週前は古馬のオープン馬と併せて最先着していたし、これで体は出来上がったと思うよ。今週も気合を付けると良い加速をしていたし、あとはレースに行っての折り合い次第だろう。
余談なんだけれど、ここまではあくまで追い切りの評価。僕が今回の皐月賞で一番乗りたいと思った馬はまた別の馬で、それがサノノグレーターなんだ。
前走のスプリングSは田辺騎手も相当悔しかったと思う。おそらく勝ったアウダーシアのコースを通っていたらこっちが勝っていたと思うからね。
昨年末のホープフルSに出ていたらと思っていた馬だし、強い競馬をしている中山2000mで、そのレースぶりを楽しみにしているんだよ。
エコロエイト
日曜、狙いたいのは中山10Rのエコロエイト。ちょっとした穴馬だね。前走3勝クラスを勝ったばかりなんだけれど、今回は先行馬が少ないメンバーで、しかも内枠を引けた。(武)豊くんがスタートを決めてハナを切れば簡単には止まらないんじゃないかな。
プロフィール

【中野 栄治】Eiji Nakano
1953年大分県生まれ、東京都出身。父は大井の元調教師という家庭で育ち、1971年に騎手デビュー。数多くの活躍馬に騎乗し、約20万人が詰めかけた1990年日本ダービーをアイネスフウジンで逃げ切り伝説を作る。1995年には調教師に転身。短距離G1を2勝したトロットスターなどを育て、日本競馬にその名を残した名ホースマン。





