- 11月17日 京都11R マイルCS(G1)
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本命馬◎ソウルラッシュ(4人気) 1着
難解なメンバーで本命ズバリ!
- 11月16日 東京11R 東スポ杯2歳S(G2)
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本命馬◎クロワデュノール(1人気) 1着
2歳戦で血統ジャッジが光る!
冷静に見渡せば
2016/2/27(土)
日曜中山11R 中山記念(G2)(芝1800m)
◎本命馬 |
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⑩アンビシャス 牡4、栗東・音無厩舎、ルメール騎手 |
3世代の皐月賞馬が顔を揃えた豪華版。そこにリアルスティールが加わる。近年にないハイレベルの中山記念となった。
ただ、冷静に見てみれば、ドゥラメンテは骨折明けでの9ヶ月ぶり、しかもこのあとにドバイ遠征を控えている身。無理な競馬はしてこないだろう。7割でも勝てると判断すれば本命でもいいのだろうが、そこまで軽いメンバーではない。
イスラボニータにとっては、今年は願ってもない良馬場になりそう。ただどうにも詰めが甘く、何かにやられる恐れは大きい。そしてロゴタイプは6歳となり、下降線は否めない。
ここらで久々にタイトルの欲しいリアルスティールかとも思ったが、おそらく小回り適性と1800m適性ならリアルを上回ると思えるのが⑩アンビシャスだ。福島でのコーナーリングは紛れもない小回り巧者。しかも母がエルコンドルパサー×レインボウクエストとくれば、パワーならどの有力馬より上であり、東京で切れ負けしていた分、中山への適性で逆転可能だ。
$お宝馬 |
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⑦ラストインパクト |
ディープインパクト産駒の場合は、過去のこのレースでリアルインパクトやステファノスのように、母の父がダート兼備のパワー血統の方が好走している。休み明けでやや太いのかもしれないが、母の父がティンバーカントリー、そしてナリタブライアンの近親という良血牝系に期待したい。
上位評価は②リアルスティール、⑥イスラボニータ、アタマなしで⑨ドゥラメンテと③ロゴタイプ。
プロフィール
水上 学 - Manabu Mizukami
1963年生まれ、東京大学卒業。 初めてレースを目にすることになった1971年の日本ダービーをキッカケに、競馬にノメリ込む。70年代後半から血統に興味を持ち、手製の血統表を作成。以後、試行錯誤を重ねつつ現在に至る。必然と偶然が折り重なる「血統」に魅了され、膨大なサンプルを解析。血統傾向を絶対評価と相対評価に体系化することで、より実践的な予想理論に昇華させている。多角的な観点から競馬を検証する鋭い分析力は、ファンのみならず関係者からも支持を受けており、現代競馬を語る上で欠くことのできない最重要人物である。ラジオ日本「競馬実況中継」メイン解説、雑誌「競馬の天才」など多媒体で活躍中。