- 11月24日 東京12R ジャパンカップ(G1)
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本命馬◎ドウデュース(1人気) 1着
2週続けてG1突破!
- 11月17日 京都11R マイルCS(G1)
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本命馬◎ソウルラッシュ(4人気) 1着
難解なメンバーで本命ズバリ!
【紫苑S】メンバーレベルが上がっても波乱
2016/9/9(金)
土曜中山11R 紫苑S(G3)(芝2000m)
◎本命馬 |
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⑨ヴィブロス 牝3、栗東・友道厩舎、福永騎手 |
今年から重賞に昇格したレース。それだけに、同じトライアルでもオープン特別時代よりはメンバーレベルが粒ぞろいとなっている。ただ、それだけに、トライアルと割り切って使うはずの「秋華賞出走確定馬」、つまり収得賞金を積んでいる実績上位馬が人気を集めて勝ち切れないという、トライアルによくあるシーンが起きて、より荒れる可能性は高いのではないか。それも暑さを挟んでいるのだから、なおさらだ。おまけに小回り中山のコーナー4つ。桜花賞やオークスとは全く異なる舞台でもある。
オークス3着のビッシュは、まだ収得賞金900万でここでの出走権獲得が必要とあって、キチンと仕上げてくるはずだが、大外枠は勝ち切れるかと言われると、不安も残る材料だ。野芝が良いとも思えない。
ここは同じ収得賞金900万の馬から、⑨ヴィブロスに期待する。
春は桜花賞出走を目指して無理な使い方になってしまったが、早めに休養に入ったのが奏功し、前走は差しての勝利、それも差してちぎるという完勝を見せた。時計も上々。完全に本格化軌道を思わせた。それなら、ヴィルシーナの全妹という良血、シュヴァルグランやフレールジャックらも名を連ねる名門だけに、一気に階段を駆け上ることを期待したい。
$お宝馬 |
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⑦ファータグリーン |
野芝という舞台で、最も面白いのがこの馬だ。在来牝系で、しかも母の父スペシャルウィークも在来牝系だ。野芝への適性はとても高いはず。舞台は違うが、中山マイルではチェッキーノの0秒2差2着もある。また前走の新緑賞は、牡馬に伍して上がり最速。バカにしてはいけない。
相手上位はもちろん⑱ビッシュ、②フロンテアクイーン。押さえで⑩パールコード、③ベアインマインド、①ゲッカコウ、⑯エンジェルフェイス、④ギモーヴ。
プロフィール
水上 学 - Manabu Mizukami
1963年生まれ、東京大学卒業。 初めてレースを目にすることになった1971年の日本ダービーをキッカケに、競馬にノメリ込む。70年代後半から血統に興味を持ち、手製の血統表を作成。以後、試行錯誤を重ねつつ現在に至る。必然と偶然が折り重なる「血統」に魅了され、膨大なサンプルを解析。血統傾向を絶対評価と相対評価に体系化することで、より実践的な予想理論に昇華させている。多角的な観点から競馬を検証する鋭い分析力は、ファンのみならず関係者からも支持を受けており、現代競馬を語る上で欠くことのできない最重要人物である。ラジオ日本「競馬実況中継」メイン解説、雑誌「競馬の天才」など多媒体で活躍中。