「血統分析」に心血を注ぐこと数十年。東大卒の頭脳と豊富な経験によって完成した独自の理論から導いた自信の『本命馬』と、一発逆転の可能性を秘めた『お宝馬』を披露する。
直近の血統激走馬
- 12月15日 京都11R 朝日杯FS(G1)
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本命馬◎ミュージアムマイル(2人気) 2着
見事にハマった「連軸推し」!
- 12月7日 中京11R 中日新聞杯(G3)
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本命馬◎ロードデルレイ(1人気) 2着
馬券のチャンスを見逃さない!
【秋風S】秋風は嵐となって
2016/9/30(金)
土曜中山11R 秋風S(芝1600m)
◎$本命馬&お宝馬 |
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⑪ウインフェニックス (牡5、美浦・奥平厩舎、松岡騎手) |
本来なら重賞のシリウスSを取り上げるべきだが、どうにも堅そうで敢えてここで取り上げるまでもない。ここは敢えて馬券妙味の中山メインに鞍替えする。
波乱と見る理由は、まずはトリッキーな中山マイルの形状。そして当日朝から午後前半にかけて出ている雨の予報。さらに人気馬に出遅れクセのある馬が目立つこと。いくら例年より差しが決まるコースといっても、出遅れのリスクが大きい分、人気馬を推すのはあまり賢明な策とは言えないだろう。
そこで注目したいのは、⑪ウインフェニックスだ。使い込まない内が走るのは戦績が示す通り。そして三角形コース向きの自在さもある。何より、道悪得意の血統。実際に道悪で連を外したことがない。在来ではないがタレンティドガールが祖母、近親にニッポーテイオーという古い千代田牝系で野芝適性も問題なし。良いところしか見えてこない。
相手上位は、確実性ならこちらを採るべきの⑦ネオスターダム。テンのダッシュが違ってハナを切れそうな⑥マルターズアポジー。今開催当該コースのベスト種牡馬、マツリダゴッホ産駒の⑭アルテ。
以下⑨グランシルク、⑩ルグランフリソン、⑫ミッキージョイ、⑬ストーミーシー、③ダノンメジャーと人気所に手広く流す。
※この秋の水上さんのG1予想は(メガ盛新聞ではなく)血統トレジャーハンティング内で公開いたします!あすの更新もお楽しみに!
プロフィール
水上 学 - Manabu Mizukami
1963年生まれ、東京大学卒業。 初めてレースを目にすることになった1971年の日本ダービーをキッカケに、競馬にノメリ込む。70年代後半から血統に興味を持ち、手製の血統表を作成。以後、試行錯誤を重ねつつ現在に至る。必然と偶然が折り重なる「血統」に魅了され、膨大なサンプルを解析。血統傾向を絶対評価と相対評価に体系化することで、より実践的な予想理論に昇華させている。多角的な観点から競馬を検証する鋭い分析力は、ファンのみならず関係者からも支持を受けており、現代競馬を語る上で欠くことのできない最重要人物である。ラジオ日本「競馬実況中継」メイン解説、雑誌「競馬の天才」など多媒体で活躍中。