水上学の血統トレジャーハンティング

日曜東京11R 天皇賞(秋)(G1)(芝2000m)

◎本命馬
③アンビシャス
牡4、栗東・音無厩舎、横山典騎手

主な前哨戦や宝塚記念の勝ち馬がほとんど不在という異例の年。そして1年以内にG1を勝っているのが4頭だけと、騒がれているよりは遥かに混戦で、レベルも抜けているわけではない。

毎日王冠組は近10年全ての年で3着以内に入っていて、6勝・2着4回・3着2回。ただ、最先着馬が来るとは限らないところがミソ。よって毎日王冠組から何を選ぶかが最大のカギだ。

考えた末に、本命は昨年と同じく③アンビシャスとした。去年の毎日王冠、天皇賞を見ると、グレードの高いところでは東京への適性がないのかと思われたが、前走の毎日王冠で払拭。もともと、前半3F37秒前後、上がりを33秒台中盤という競馬がパターンで、この脚を前に行った時でも、後ろに位置した時でも同じように使うというのが個性だ。つまりは道中の位置取りが全て。スローならおのずと前、速くなれば押さえるという普通のことを、横山典騎手ならなんとかしてくれるはずだ。また母の父エルコンドルパサーの底力にも期待したい。

$お宝馬
④サトノクラウン

当初は厳しいと見ていたが、この枠と、高速化しない馬場が濃厚で評価を上げた。そもそも、人気所で決まると見ていて、さほど魅力のある穴馬が不在なのだが、複穴という意味で挙げておきたい。休み明けの方が走るタイプであり、仕上げ切れなかった昨年とは臨戦過程が違う。

相手筆頭は⑭ステファノス①エイシンヒカリ。あとは⑨ルージュバック、以下アタマなしと決めつけて⑧モーリス⑮ラブリーデイ