- 11月17日 京都11R マイルCS(G1)
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本命馬◎ソウルラッシュ(4人気) 1着
難解なメンバーで本命ズバリ!
- 11月16日 東京11R 東スポ杯2歳S(G2)
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本命馬◎クロワデュノール(1人気) 1着
2歳戦で血統ジャッジが光る!
【初音S】本来の距離適性
2017/2/3(金)
土曜東京11R 初音S(芝1800m)
◎本命馬 |
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⑥ワンブレスアウェイ 牝4、美浦・古賀慎厩舎、戸崎騎手 |
準オープンの牝馬限定戦で、一昨年は3連単32万、4年前は87万馬券が飛び出すなど、近年は波乱傾向にあるが、今年は順当に収まりそうだ。⑥ワンブレスアウェイが人気に応えるのではないだろうか。
ちょうど1年前、1400mの春菜賞に出走したときに、直線だけで凄い脚を使い小差の4着まで追い上げてきたのを見た時、この馬はおそらく距離がもっと長いところでこそ真価を見せるのではないかと強く感じた。それは間違っていなかったようで、1400mでもセイウンコウセイと差の無い競馬ができる力はあるものの、次第に距離を延ばしていき、いずれも速い上がりを繰り出して1つ1つ克服してきた。前走は同じ東京の1800mで切れて勝利。昇級戦となるが、これまでに戦ってきた相手と内容、そして上がりの速さが求められる競馬が濃厚で、この馬の適性が如何なく発揮できるはずだ。
血統はゼンノロブロイの姪、キャットコインの全妹という質の良い一族で、姉は冬の東京でクイーンCを勝ち、また去年の初音Sはゼンノロブロイ産駒でワンツーとなっている。血統の裏打ちもかなり強い。
$お宝馬 |
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②ゲッカコウ |
使いこんでいるが実にタフな馬だ。前走は輸送とチグハグな競馬になってしまいノーカウント。去年の秋は軽斤量だったとはいえ東京でトルークマクトやナスノセイカンと差の無い競馬ができていた。確かに東京での連対はまだないが、牝馬限定戦なら連対圏に入っていいだけのものは持っている。速い上がりが使えないので、先行してジリジリ粘り込みを図ってほしい。
相手上位は、去年3着の⑤マローブルー。あとは③マイネオーラム、⑪アンジェリック、①ミエノサクシード、⑨ゴールドテーラー、まだ見捨てられない⑩フロンテアクイーン。
プロフィール
水上 学 - Manabu Mizukami
1963年生まれ、東京大学卒業。 初めてレースを目にすることになった1971年の日本ダービーをキッカケに、競馬にノメリ込む。70年代後半から血統に興味を持ち、手製の血統表を作成。以後、試行錯誤を重ねつつ現在に至る。必然と偶然が折り重なる「血統」に魅了され、膨大なサンプルを解析。血統傾向を絶対評価と相対評価に体系化することで、より実践的な予想理論に昇華させている。多角的な観点から競馬を検証する鋭い分析力は、ファンのみならず関係者からも支持を受けており、現代競馬を語る上で欠くことのできない最重要人物である。ラジオ日本「競馬実況中継」メイン解説、雑誌「競馬の天才」など多媒体で活躍中。