
- 4月26日 東京11R 青葉賞(G2)
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本命馬◎エネルジコ(1人気) 1着
強烈な末脚で歴史を塗り替えるか!?
- 4月20日 中山11R 皐月賞(G1)
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本命馬◎クロワデュノール(1人気) 2着
血統に基づく堅実な結果!
【共同通信杯】クラシック級のスケールを
2017/2/11(土)
日曜東京11R 共同通信杯(G3)(芝1800m)
◎本命馬 |
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④ムーヴザワールド 牡3、栗東・石坂厩舎、戸崎騎手 |
いろいろなところで書かれているように、共同通信杯は一時期その価値を下げていた時期もあったが、2012年以降にわかに春のクラシックへ直結するレースとなった。
12年の1着ゴールドシップは皐月賞、2着ディープブリランテはダービー、14年の1着イスラボニータは皐月賞、15年の勝ち馬リアルスティールは皐月賞2着、2着ドゥラメンテが春2冠、そして昨年の勝ち馬ディーマジェスティは皐月賞馬とすさまじい。
つまりは、完成度だけでなくクラシック級のスケール、そして皐月賞で勝てるだけのパワーが求められるということだろう。
今年の出走馬から、将来性とパワーを考えると、④ムーヴザワールドとなる。ディープ産駒で、母方にサドラーズウェルズ×アイリッシュリヴァーという欧州の重厚なパワーを配し、タッチングスピーチの全弟。勝負所で反応が遅れるのはこの配合故だが、今の東京なら問題なし。むしろプラスに出るはずだ。負けても2着とみる。そもそもここで賞金を積まないと、このあとが厳しくなってしまう。モチベーションも高いことは間違いない。
$お宝馬 |
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⑨チャロネグロ |
前走の勝利は中山ではあったが、勝ち時計はあの時季の中山の未勝利戦としては破格。着差以上だった。田辺騎手が継続騎乗しないのは少し疑問だが、馬の馬力はここでは上位。アタマはないと思うが、一角に割り込むことを期待する。
相手筆頭は当然①スワーヴリチャード。ただ取りこぼしもなしとしない。以下は⑤エアウィンザーを頭ナシで。⑧エトルディーニュは3着までの扱いで。
プロフィール
水上 学 - Manabu Mizukami
1963年生まれ、東京大学卒業。 初めてレースを目にすることになった1971年の日本ダービーをキッカケに、競馬にノメリ込む。70年代後半から血統に興味を持ち、手製の血統表を作成。以後、試行錯誤を重ねつつ現在に至る。必然と偶然が折り重なる「血統」に魅了され、膨大なサンプルを解析。血統傾向を絶対評価と相対評価に体系化することで、より実践的な予想理論に昇華させている。多角的な観点から競馬を検証する鋭い分析力は、ファンのみならず関係者からも支持を受けており、現代競馬を語る上で欠くことのできない最重要人物である。ラジオ日本「競馬実況中継」メイン解説、雑誌「競馬の天才」など多媒体で活躍中。