水上学の血統トレジャーハンティング

日曜東京11R フェブラリーS(G1)(ダート1600m)

◎本命馬
⑩カフジテイク
牡5、栗東・湯窪厩舎、津村騎手

困ってしまった。今年のフェブラリーS、1着をイメージできる馬が見当たらないのだ。実績馬にはそれぞれ不安があり、上がり馬⑩カフジテイクにしても、脚質を考えると諸手を挙げて本命を打つにはためらわれる。
とはいえ何度も堂々巡りをした挙句、崩れずに上位を取るという意味では、やはりカフジテイクが最も信頼できるという結論に達した。芝スタートでも問題なく、自力の上がり最速をマークし続けている。レースをいくつか見直すと、この馬は捌きが巧く、不利を受けづらいタイプであることが分かる。
津村騎手はもともとのパートナーで、乗り替わりは考えなくてよい。東京でやる限りは、崩れることはないはずだ。

破格の末脚を繰り出した前走根岸Sだが、実は前後半のラップはグリーンチャンネルCとほぼ同じ。そして、千四のこの2戦より内容が上なのが、マイルの武蔵野Sだった。根岸Sよりもさらに高いパフォーマンスを繰り出せる可能性もある。
軽いダートに強いエンドスウィープ系に、母の父が爆発力あるスキャン。しかも母方には日本で20年から30年以上前に栄えたかなり古い血が強く入っていて、タフさは十分。何より、運が向いてきた津村に(福永騎手には気の毒だが)、初G1のタイトルを取らせてあげたい。

$お宝馬
⑤アスカノロマン

前走は最内枠で出遅れ、砂を被りまくって何もできず。おまけに少し緩い作りだった。賞金も十分だったわけで、叩き台と割り切ってもいいだろう。今回はソコソコの枠が引けて、これも軽いダート向きの血統を味方に東京で去年3着時同様の走りができるはず。

相手上位は④コパノリッキー。この舞台なら復活ある。あとは③ゴールドドリーム。押さえは⑨ベストウォーリア⑥モーニン⑭キングズガード、アタマなしで①サウンドトゥルー⑯インカンテーション⑪ノンコノユメ