- 11月24日 東京12R ジャパンカップ(G1)
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本命馬◎ドウデュース(1人気) 1着
2週続けてG1突破!
- 11月17日 京都11R マイルCS(G1)
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本命馬◎ソウルラッシュ(4人気) 1着
難解なメンバーで本命ズバリ!
空を睨んでの高松宮記念
2017/3/25(土)
日曜中京11R 高松宮記念(G1)(芝1200m)
◎本命馬 |
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⑦レッドファルクス 牡6、美浦・尾関厩舎、Mデムーロ騎手 |
混沌としている短距離路線に輪を掛けるように、空の雲行きが怪しい。土曜の午前、午後、夕方と予報がどれも変わっている。それだけ、予報官を悩ませているのだろうが、とりあえず土曜午後6時時点では、雨の影響が最も出るのは中山、そして中京と阪神はもつという見解だ。これを信じるしかない。ならば当初の予定通り、⑦レッドファルクス軸で行く。
まずは、消去法的だが他の有力馬にそれぞれ不安がある。レッツゴードンキは、1200mはあくまで「こなす」馬であって、この距離で強い競馬をしたことがない。シュウジは距離短縮がプラスになるのは間違いないが、戦績を見れば斤量泣きするタイプに思えてならない。加えて気性の難しさはつきまとう。メラグラーナは、牝馬でこのレースを連対した馬が、この10年ではG1馬のみという事実と、オーシャンS勝ち馬が苦戦するジンクスが懸念される。
ならばレッドファルクスにしても休み明けではないか…となるが、この馬は休み明けこそ勝負掛かり。叩き2走目はこれまで着外3回で、休み明けこそ走るタイプ。割り引きにはならないと判断する。加えてコース実績はパーフェクト。叔母のスティンガーは旧コースとは言え、このレースで3着となった。父の代表産駒パドトロワと同じく、母の父サンデー系との配合である。土曜の手綱がいささか雑に映ったデムーロだが、大一番では決めてくれるだろう。ただし、雨が降ったら割り引き。その場合はソルヴェイグを抜擢したい。
$お宝馬 |
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⑱ワンスインナムーン |
大外枠は確かに痛いが、ただ旧コースほどには不利にならない。G1実績のない牝馬は心配とメラグラーナにケチはつけたが、こちらは人気薄なので目をつぶる。父はハクサンムーンを出し、母は3歳春にアネモネSで破格の走りを見せながら故障に泣いた馬。前走で差しもできることが証明されたし、回りの左右も問題なし。1400mとはいえ、東京の500万勝ちではセイウンコウセイを0秒6ちぎっており、マイルではチェッキーノと小差の競馬をしたこともある馬で能力は高い。ベストの距離で一発あるか。ちなみに、雨がもし降ったら歓迎のクチ。
相手上位は⑬ソルヴェイグ、⑥セイウンコウセイ。あとは押さえで⑨シュウジ、③レッツゴードンキ、⑫メラグラーナ、⑭トーキングドラム、押さえの押さえ?で②フィエロ。
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プロフィール
水上 学 - Manabu Mizukami
1963年生まれ、東京大学卒業。 初めてレースを目にすることになった1971年の日本ダービーをキッカケに、競馬にノメリ込む。70年代後半から血統に興味を持ち、手製の血統表を作成。以後、試行錯誤を重ねつつ現在に至る。必然と偶然が折り重なる「血統」に魅了され、膨大なサンプルを解析。血統傾向を絶対評価と相対評価に体系化することで、より実践的な予想理論に昇華させている。多角的な観点から競馬を検証する鋭い分析力は、ファンのみならず関係者からも支持を受けており、現代競馬を語る上で欠くことのできない最重要人物である。ラジオ日本「競馬実況中継」メイン解説、雑誌「競馬の天才」など多媒体で活躍中。