- 12月15日 京都11R 朝日杯FS(G1)
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本命馬◎ミュージアムマイル(2人気) 2着
見事にハマった「連軸推し」!
- 12月7日 中京11R 中日新聞杯(G3)
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本命馬◎ロードデルレイ(1人気) 2着
馬券のチャンスを見逃さない!
【大阪杯】泣き所あり、難解な大阪杯
2017/4/1(土)
日曜阪神11R 大阪杯(G1)(芝2000m)
◎本命馬 |
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⑬ヤマカツエース 牡5、栗東・池添兼厩舎、池添騎手 |
軸ならキタサンブラックで良いように思う。しかし、春のG1を3つ控える身、今回は休み明けだ。調教パターンを変えているのも気になる。加えてこのハイペース必至の展開を、自ら勝ちに行かなければならない。何かに差される危険は結構大きい。
アンビシャスはG1でやれるかどうか、心もとない。ヤマカツエースは中京専用馬ではないが、阪神には良いイメージがないし、12月以降4戦目は少し気になる。マカヒキはスローからのヨーイドンで瞬発力比べが理想。今回はどう考えてもスローにはならない。サトノクラウンとて、ムラな走りが収まったと信じていいかどうか。得意の柔らかい馬場を期待したが、少し乾き過ぎた気もする。加えて直線で急坂のあるコースは久しく好走していないし、2000mも久々だ。
このようにどの有力馬にも不安点がある。そのどれもが大きなテーマであり、本命を打つのがためらわれるのだが、その中で最も目を瞑れるのが⑬ヤマカツエースだ。腹を括って本命とする。
12月以降4戦目の不安については、ハッキリ言って分からない。陣営の仕上げを信じる。
阪神での成績だが、4回着外のうち、2回はマイル以下でのもの。残る2回は初夏から梅雨時のレース、しかもその内1つは休み明けだった。この馬、2歳時を除くと、良績は11月から4月に集中しているのだ。つまり暑さが苦手ということ。ならば好走時季に、順調なコンディションで適距離の阪神を使ったことがないのだから、今回は気にしなくていいのではないだろうか。
キングカメハメハ産駒はハイペースの底力勝負に強く、母の父グラスワンダーは直線に坂のあるコースに強い。ロベルト×デピュティミニスターの底力血統なら、ハイペースは望むところだろう。
$お宝馬 |
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⑥サクラアンプルール |
こちらもキングカメハメハ産駒。この2走を見れば、重賞を勝てる力は付いてきたとみていい。問題はG1でどうかだが、主力に不安がある状況なら、複穴としてなら狙えるとみる。兄に阪神巧者サクラメガワンダー、近親にサクラチトセオーらがいる良血。馬券に入れておきたい。
上位評価は⑦サトノクラウン、⑤キタサンブラック。押さえで⑪マルターズアポジー、敢えてアタマなしで⑭マカヒキ、④ステファノス、①ミッキーロケット。
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プロフィール
水上 学 - Manabu Mizukami
1963年生まれ、東京大学卒業。 初めてレースを目にすることになった1971年の日本ダービーをキッカケに、競馬にノメリ込む。70年代後半から血統に興味を持ち、手製の血統表を作成。以後、試行錯誤を重ねつつ現在に至る。必然と偶然が折り重なる「血統」に魅了され、膨大なサンプルを解析。血統傾向を絶対評価と相対評価に体系化することで、より実践的な予想理論に昇華させている。多角的な観点から競馬を検証する鋭い分析力は、ファンのみならず関係者からも支持を受けており、現代競馬を語る上で欠くことのできない最重要人物である。ラジオ日本「競馬実況中継」メイン解説、雑誌「競馬の天才」など多媒体で活躍中。