「血統分析」に心血を注ぐこと数十年。東大卒の頭脳と豊富な経験によって完成した独自の理論から導いた自信の『本命馬』と、一発逆転の可能性を秘めた『お宝馬』を披露する。
直近の血統激走馬
- 11月24日 東京12R ジャパンカップ(G1)
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本命馬◎ドウデュース(1人気) 1着
2週続けてG1突破!
- 11月17日 京都11R マイルCS(G1)
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本命馬◎ソウルラッシュ(4人気) 1着
難解なメンバーで本命ズバリ!
【フローラS】メジロ牝系の底力
2017/4/22(土)
日曜東京11R フローラS(G2)(芝2000m)
◎$本命馬&お宝馬 |
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⑪ビルズトレジャー (牝3、美浦・田中剛厩舎、田中勝騎手) |
どの馬もここでの権利取りを必要とするが、その中でも⑪ビルズトレジャーの底力に期待する。
フローラSは、どちらかというとダート要素よりも芝の力の要るところで真価を発揮するような血統の好走が目立つレースだ。ビルズトレジャーは、ここ2走牡馬と重賞で揉まれて0秒6,7のところに来ているだけでも、桜花賞ではなくオークスを意識してきたことが見えるが、血統は父が5月の東京でNHKマイルCを勝ち、2歳時は2000mのラジオNIKKEI杯2歳Sでヴィクトワールピサと接戦して3着のダノンシャンティ、母の父エルコンドルパサーは欧州の粋を集めた名血。
そして牝系はメジロの重厚なスタミナを受け継いできた底力あるもので、祖母はメジロドーベル、近親に青葉賞勝ちのショウナンラグーンらがいる。いかにもこのレース向きのパワフルかつ切れもある配合だ。 本命兼お宝馬に指名する。
上位評価は、本命を迷った④レッドミラベル。そしてローテだけが気になる⑤ホウオウパフューム、⑨アドマイヤローザ。押さえは②ザクイーン、⑥タガノアスワド、⑯レッドコルディス、③キャナルストリート、そして晩成とみている⑭フローレスマジック。 あとは3着要員で①モズカッチャン。
プロフィール
水上 学 - Manabu Mizukami
1963年生まれ、東京大学卒業。 初めてレースを目にすることになった1971年の日本ダービーをキッカケに、競馬にノメリ込む。70年代後半から血統に興味を持ち、手製の血統表を作成。以後、試行錯誤を重ねつつ現在に至る。必然と偶然が折り重なる「血統」に魅了され、膨大なサンプルを解析。血統傾向を絶対評価と相対評価に体系化することで、より実践的な予想理論に昇華させている。多角的な観点から競馬を検証する鋭い分析力は、ファンのみならず関係者からも支持を受けており、現代競馬を語る上で欠くことのできない最重要人物である。ラジオ日本「競馬実況中継」メイン解説、雑誌「競馬の天才」など多媒体で活躍中。