水上学の血統トレジャーハンティング

日曜福島11R ラジオNIKKEI賞(G3)(芝1800m)

◎本命馬
⑫クリアザトラック
牡3、栗東・角居厩舎、北村宏騎手

3歳限定重賞で唯一のハンデ戦。かつては大荒れの傾向があったが、近年は出走馬のレベルが向上したこともあり、配当も落ち着いてきた。とはいえ、実績に優るトップハンデは過去10年で1勝、2着1回だけであり、ヒモ荒れなら十分に狙えるレースだ。まずは軸馬としては、⑫クリアザトラックを信頼したい。

大きな売りはディープインパクト産駒であること。近2年の夏の福島芝1800mで産駒が21戦して6勝、意外な小回り巧者ぶり?も見せつけているし、このレースでも2連勝中。今年出走する唯一のディープ産駒である。
また、大不振のトップハンデではないし、勝ち切れない傾向が出ている前走G1出走組でもない。全兄がマウントシャスタ、カミノタサハラ、ベルキャニオンで小回り適性も高い一族。500万下ではのちに京都新聞杯を勝つプラチナムバレットを破っており、重賞制覇の下地はある。条件が揃った今回は信頼度大だ。

$お宝馬
⑨バルベーラ

血統からはもう1つ注目の傾向があって、それは「父か母の父キングマンボ系」。クラリティシチー、アンビシャス、ダイワドレッサーと3年続けて1頭は馬券になっている。この馬は父が同系のルーラーシップで、母の父がディープインパクト。51キロも恵まれた。同じ牝馬で2着だった去年のダイワドレッサーより走れてもいいだけの背景がある。

上位評価は⑤ライジングリーズン⑪セダブリランテス。押さえは①ロードリベラル⑦ウインガナドル③ニシノアップルパイ。そしてもっと距離が長い方がいい⑥サトノクロニクル。トップハンデだし、そもそも小回りも疑問だ。