- 11月17日 京都11R マイルCS(G1)
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本命馬◎ソウルラッシュ(4人気) 1着
難解なメンバーで本命ズバリ!
- 11月16日 東京11R 東スポ杯2歳S(G2)
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本命馬◎クロワデュノール(1人気) 1着
2歳戦で血統ジャッジが光る!
【TVQ杯】経験が糧になる
2017/8/18(金)
土曜小倉11R TVQ杯(ダート1700m)
◎本命馬 |
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⑨タガノグルナ 牡3、栗東・大根田厩舎、鮫島良騎手 |
夏競馬も終盤戦に入ってきた。この夏の、小倉の出走馬レベルが例年より高い気がするのは私だけだろうか?白熱したレースが目立つが、時計面でも価値のあるレースも目立つ。土曜のメイン、このTVQ杯もかなり粒揃いである。
その中から軸に期待したいのが⑨タガノグルナ。若い3歳馬、53キロの斤量、小倉で成績の上がる、地元九州出身の鮫島良太騎手の手綱にも期待したい。
前走は500万を勝ってすぐに重賞へ挑戦。同じオーナーの馬が複数出走したレパードSで、果敢にペースメイカーを担うはずだったと思うが、周りのレベルも高くてハナは切れず。息が入らない厳しい流れにまともに巻き込まれてしまった。それでもバタバタにはならずに1秒2差の9着なら健闘の部類だろう。こういう辛い競馬をした経験はすぐに活きる。
砂を被っても問題ないし、本来は脚質も自在。さらに当該コースで今夏は圧倒的にミスプロ系が勝ち切っており、しかもルーラーシップ産駒はその中でも中心を担っている。近親にコイウタ、ビハインドザマスクらがいる一族で、切れやスピードも兼備している。幸い人気が割れそうで、十分妙味はありそうだ。
$お宝馬 |
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③メイショウグジョウ |
武豊騎手が乗ってきたので人気になってしまうかもしれないが、メイショウ馬に武豊は本来勝負(先週のメイショウウタゲの失敗例はあるが)で、しかも53キロに乗ってきたのも気配を窺わせる。距離延長で追走が楽になり、道中の位置取りが上がれば、終いも楽になるはずで、血統からはローカルダート1700mはハマるメイショウボーラー産駒。一発を期待したい。
相手上位は⑥ビスカリア、⑪キョウワランサー、⑯シーリーヴェール。押さえは⑦タガノヴェローナ、⑭サンライズワールド、⑫ウラガーノ、⑧ヴェゼール、⑤タイマツリ。
プロフィール
水上 学 - Manabu Mizukami
1963年生まれ、東京大学卒業。 初めてレースを目にすることになった1971年の日本ダービーをキッカケに、競馬にノメリ込む。70年代後半から血統に興味を持ち、手製の血統表を作成。以後、試行錯誤を重ねつつ現在に至る。必然と偶然が折り重なる「血統」に魅了され、膨大なサンプルを解析。血統傾向を絶対評価と相対評価に体系化することで、より実践的な予想理論に昇華させている。多角的な観点から競馬を検証する鋭い分析力は、ファンのみならず関係者からも支持を受けており、現代競馬を語る上で欠くことのできない最重要人物である。ラジオ日本「競馬実況中継」メイン解説、雑誌「競馬の天才」など多媒体で活躍中。