- 11月9日 東京11R 武蔵野S(G1)
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本命馬◎エンペラーワケア(1人気) 1着
初の距離も「不安なし」断言!
- 11月3日 東京11R AR共和国杯(G2)
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お宝馬$タイセイフェリーク(6人気) 3着
格上挑戦で自信の推奨!
【ラジオ日本賞】台風を見据えてダブルスタンバイ【ローズS】
2017/9/16(土)
日曜中山11R ラジオ日本賞(ダート1800m) 最後にローズS(G2)の見解も公開
◎本命馬 |
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⑬センチュリオン 牡5、美浦・田村厩舎、大野騎手 |
日曜の阪神開催が微妙となっている(土曜朝段階)。台風のスピードが鈍っている分、あくまで個人的見解だが開催は五分五分と見ており、ならばこれも個人的見解だがおそらく予定通り行われることが濃厚な中山のメイン、ラジオ日本賞を取り上げることにした。なおもし無事に阪神が開催された場合も想定し、ローズSは最後に見解を簡単ではあるがまとめておくことにする。
さて、創設以来少頭数となることが多かったラジオ日本賞だが、今年はまるで『マーチS・秋』とでも呼びたくなるような好メンバー、そして頭数も揃った。ただ、道悪は避けられないところだろう。軽いダートへの適性は重要となる。また夏場に使い続けた馬の疲れも気になるところだ。目移りするメンバーだけに、思い切って有力馬を何頭か下げる勇気も必要だろう。
もろもろ踏まえて、本命は⑬センチュリオンとした。前走はスタートで隣の馬が落馬したことに驚いて出負け、さらに輸送競馬も苦手。だからこそトレセンから近い中山で好成績となっている。加えて道悪も巧い。ダート重馬場では1着と前走の6着、不良経験はないが、稍重なら3勝、2着1回、3着1回、5着1回と確実に掲示板を取る。キングカメハメハ×ホワイトマズルで芝でもこなせるだけの軽さを持つ。
$お宝馬 |
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⑨トラキチシャチョウ |
意外とダートの道悪は差し、追い込みが利く。大雨になってしまうと前が残るが、小雨、雨が上がっている時の道悪ならペースが上がり過ぎることも多いので届くことが多いのだ。この時間帯の天気がどうなっているか不明だが、穴として馬券に入れておくべきという意味で推したい。稍重、重のダートでは確実に脚を使う。近親にタイキシャトルがいるという意外な良血でもある。
相手上位は①サンライズソア、③ディアデルレイ、④タムロミラクル、⑧コスモカナディアン。押さえは⑦リッカルド、⑫メイショウスミトモ。
なおローズSも道悪想定。中山より悪い馬場は間違いない。
良馬場ならモズカッチャンと見ていたが、そんな馬場なら相手に回し、本命兼お宝馬として⑯カワキタエンカを推したい。桜花賞出走のために無理をした君子蘭賞を勝ち、お釣りがないはずの本番も逃げて見せ場を作った。チューリップ賞で権利を取っていたら本番でも上位を考えていた馬。休み明けの前走を叩いて上積み必至だ。道悪の阪神でアルアインと接戦していた馬、馬場適性含めて潜在能力はかなりのもの。
その他では当然②モズカッチャン、⑤ミリッサ、⑱ヤマカツグレース。押さえで⑰ファンディーナ、⑥リスグラシュー、⑭ラビットラン。
プロフィール
水上 学 - Manabu Mizukami
1963年生まれ、東京大学卒業。 初めてレースを目にすることになった1971年の日本ダービーをキッカケに、競馬にノメリ込む。70年代後半から血統に興味を持ち、手製の血統表を作成。以後、試行錯誤を重ねつつ現在に至る。必然と偶然が折り重なる「血統」に魅了され、膨大なサンプルを解析。血統傾向を絶対評価と相対評価に体系化することで、より実践的な予想理論に昇華させている。多角的な観点から競馬を検証する鋭い分析力は、ファンのみならず関係者からも支持を受けており、現代競馬を語る上で欠くことのできない最重要人物である。ラジオ日本「競馬実況中継」メイン解説、雑誌「競馬の天才」など多媒体で活躍中。