- 11月17日 京都11R マイルCS(G1)
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本命馬◎ソウルラッシュ(4人気) 1着
難解なメンバーで本命ズバリ!
- 11月16日 東京11R 東スポ杯2歳S(G2)
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本命馬◎クロワデュノール(1人気) 1着
2歳戦で血統ジャッジが光る!
【セプテンバーS】コース不問の底力
2017/9/22(金)
土曜中山11R セプテンバーS(芝1200m)
◎本命馬 |
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⑩アドマイヤナイト 牝5、栗東・梅田厩舎、戸崎騎手 |
中山は金曜夕方から土曜未明まで雨。土曜も陽が出るのはお昼くらいからで、芝は良でも稍重に近い馬場、おそらくは稍重馬場で行われるとみている。時計があまり速くならない芝で、コース替わり当日でも差しは利くはずだ。
⑩アドマイヤナイトは、牝馬ながら場を問わず、むしろ坂のあるコースの方が切れるタフな馬。時計が出過ぎる馬場では詰め切れないが、千葉日報杯を見れば、少し柔らかい馬場の方が破壊力を増す。そもそもアドマイヤムーン産駒は1200mでは速すぎない馬場がベター。
53キロでファインニードルと0秒2差2着できているのは評価できる上、今回はどうやらダンゴになりそうで、動かし易い枠に入れたのも展開面で大きい。スタート難が時として出るが、馬を出すのが巧い鞍上に戻って、この点も心配無用だろう。問題は1回おきに走るタイプ、つまり走ると疲労が出るタイプかもしれないということで、好走からの中2週、輸送という点。ただ追い切り時計は文句なしで、体調は気にしなくて良さそうだ。輸送後の気配については当日のチェックが必要だが…。
$お宝馬 |
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①デンコウウノ |
芝1200mの人気薄は常に警戒のメイショウオウドウ産駒。さらにテンに飛ばす調教をしており、行く馬がいないメンバー、最内枠に入ったことを踏まえると、一気に逃げる可能性もある。そうなればなおのこと面白い。
上位評価は⑯ニシオボヌール、⑤ドラゴンストリート、④タマモブリリアン。押さえは⑥スマートカルロス、⑭モルジアナ、⑨ユキノアイオロス、⑮パラダイスガーデン。
プロフィール
水上 学 - Manabu Mizukami
1963年生まれ、東京大学卒業。 初めてレースを目にすることになった1971年の日本ダービーをキッカケに、競馬にノメリ込む。70年代後半から血統に興味を持ち、手製の血統表を作成。以後、試行錯誤を重ねつつ現在に至る。必然と偶然が折り重なる「血統」に魅了され、膨大なサンプルを解析。血統傾向を絶対評価と相対評価に体系化することで、より実践的な予想理論に昇華させている。多角的な観点から競馬を検証する鋭い分析力は、ファンのみならず関係者からも支持を受けており、現代競馬を語る上で欠くことのできない最重要人物である。ラジオ日本「競馬実況中継」メイン解説、雑誌「競馬の天才」など多媒体で活躍中。