- 11月17日 京都11R マイルCS(G1)
-
本命馬◎ソウルラッシュ(4人気) 1着
難解なメンバーで本命ズバリ!
- 11月16日 東京11R 東スポ杯2歳S(G2)
-
本命馬◎クロワデュノール(1人気) 1着
2歳戦で血統ジャッジが光る!
【オールカマー】選択肢を広げる一戦に
2017/9/23(土)
日曜中山11R オールカマー(G2)(芝2200m)
◎本命馬 |
---|
②アルバート 牡6、美浦・堀厩舎、石橋脩騎手 |
今年は、例年最も好走馬を多く出している前走宝塚記念組が不在。混戦模様で、なかなか面白いレースになりそうだ。
中心視するのは鉄砲巧者で坂コースが得意の②アルバートとする。
好走馬の血統は、大半が母方のパワーやスタミナを強く打ち出したもの、アルバートは母の父がダンスインザダーク、また牝系も重厚だ。野芝適性という点で、当然古い牝系にも注目したいところで、この点も「準在来」とも言える古いもので問題はない。
G1ではやはり力不足が明らかで、G2レベルをシッカリ勝ちに来るタイプ。今回の成績次第でメルボルンC出走も視野に入っているそうだが、そのためにもここで崩れるわけにはいかないだろう。また2000m前後での重賞勝ちが加われば、今後の選択肢も広くなる。その意味でも重要な一戦となるはずだ。
$お宝馬 |
---|
④ブラックバゴ |
昇級戦になるが、格上馬に休み明けが多い今回の状況なら一角崩しがあっていい。どうやら晩成型だったようで、今年に入ってからの脚力の高まりは目を引くものがある。休み明けのジューンSを度外視すれば、かなりパワーをつけてきた。中山もベストコース。加えてこの馬も準在来牝系。そして母の父が中山2200、2500あたりのベスト種牡馬のステイゴールド。魅力的な血統だ。
相手上位は⑮カフジプリンス、⑨タンタアレグリア、⑯ツクバアズマオー。
押さえで⑫デニムアンドルビー、⑧ステファノス。
プロフィール
水上 学 - Manabu Mizukami
1963年生まれ、東京大学卒業。 初めてレースを目にすることになった1971年の日本ダービーをキッカケに、競馬にノメリ込む。70年代後半から血統に興味を持ち、手製の血統表を作成。以後、試行錯誤を重ねつつ現在に至る。必然と偶然が折り重なる「血統」に魅了され、膨大なサンプルを解析。血統傾向を絶対評価と相対評価に体系化することで、より実践的な予想理論に昇華させている。多角的な観点から競馬を検証する鋭い分析力は、ファンのみならず関係者からも支持を受けており、現代競馬を語る上で欠くことのできない最重要人物である。ラジオ日本「競馬実況中継」メイン解説、雑誌「競馬の天才」など多媒体で活躍中。