水上学の血統トレジャーハンティング

日曜中山11R オールカマー(G2)(芝2200m)

◎本命馬
②アルバート
牡6、美浦・堀厩舎、石橋脩騎手

今年は、例年最も好走馬を多く出している前走宝塚記念組が不在。混戦模様で、なかなか面白いレースになりそうだ。 中心視するのは鉄砲巧者で坂コースが得意の②アルバートとする。

好走馬の血統は、大半が母方のパワーやスタミナを強く打ち出したもの、アルバートは母の父がダンスインザダーク、また牝系も重厚だ。野芝適性という点で、当然古い牝系にも注目したいところで、この点も「準在来」とも言える古いもので問題はない。

G1ではやはり力不足が明らかで、G2レベルをシッカリ勝ちに来るタイプ。今回の成績次第でメルボルンC出走も視野に入っているそうだが、そのためにもここで崩れるわけにはいかないだろう。また2000m前後での重賞勝ちが加われば、今後の選択肢も広くなる。その意味でも重要な一戦となるはずだ。

$お宝馬
④ブラックバゴ

昇級戦になるが、格上馬に休み明けが多い今回の状況なら一角崩しがあっていい。どうやら晩成型だったようで、今年に入ってからの脚力の高まりは目を引くものがある。休み明けのジューンSを度外視すれば、かなりパワーをつけてきた。中山もベストコース。加えてこの馬も準在来牝系。そして母の父が中山2200、2500あたりのベスト種牡馬のステイゴールド。魅力的な血統だ。

相手上位は⑮カフジプリンス、⑨タンタアレグリア⑯ツクバアズマオー
押さえで⑫デニムアンドルビー⑧ステファノス