水上学の血統トレジャーハンティング

土曜中京11R 中日新聞杯(G3)(芝2000m)

◎本命馬
②スズカデヴィアス
牡6、栗東・橋田厩舎、藤岡康騎手

次々と施行時期、条件が変更される流浪のレース。同じ2000mで暮れの1週目に行われていた2016年までの金鯱賞のニュアンスが近いともいえるが、有馬記念まで中1週になってしまったので、ここから有馬記念というわけにもいかず、どちらかというと中山金杯や日経新春杯へつながる路線となるだろう。

さて新生・中日新聞杯の本命に指名したいのは、地元オーナー馬でもある②スズカデヴィアスだ。差し馬として実に安定味が出てきた上、差し馬に利があった先週の中京芝中距離の傾向、さらに昨年冬の当該コースで、ステイゴールドと並んで1,2週目に好走が多く、2勝したキングカメハメハ産駒だ。近親にはパワーのある英ダービー馬ドクターデヴィアスがおり、今の中京芝への適性は高いはず。

昨年の金鯱賞はドスローをシンガリ付近待機で、上がり最速の32秒8を使っても届かないというノーカウントのレースだった。中京巧者の鞍上を迎え、今年はチャンス濃厚。

$お宝馬
⑧パドルウィール

昨冬の金鯱賞でヤマカツエースと小差の2着。その後休んで、復帰後は意味不明の大敗が続いたが、ようやく立ち直りの雰囲気が出てきた。このところの負けはハッキリした理由があり、エプソムCは外れ切らないままの落鉄というアクシデント、七夕賞は3角で包まれてしまい動けず、小倉日経賞は適性が薄い野芝。今回休み明けは微妙だが、得意のコースで走れる条件はそろった。一発あるなら今回だろう。

上位評価は⑩ミッキーロケット④マウントロブソン⑨ストーンウェア。押さえとして⑫ロードヴァンドール⑬メートルダール③タイセイサミット