- 11月24日 東京12R ジャパンカップ(G1)
-
本命馬◎ドウデュース(1人気) 1着
2週続けてG1突破!
- 11月17日 京都11R マイルCS(G1)
-
本命馬◎ソウルラッシュ(4人気) 1着
難解なメンバーで本命ズバリ!
【阪神カップ】ラストランで雪辱を
2017/12/22(金)
土曜阪神11R 阪神カップ(G2)(芝1400m)
◎本命馬 |
---|
②イスラボニータ 牡6、美浦・栗田博厩舎、ルメール騎手 |
G1の設けられていない距離、1400mにおいては、春の京王杯スプリングC、冬の阪神カップは2大目標となるレースだ。しかし出走馬のモチベーションはいささか異なる。京王杯には安田記念を睨むニュアンスもあるが、阪神カップはこのあとに頂点を目指すレースがないこと、さらに直前に高松宮記念しかない京王杯と違い、スプリンターズS、マイルCSと両方のG1からの馬、さらに夏以降の上がり馬が集まることで、難解さは増してくる。今年はまさに各路線から集約してきた難解なレースとなった。
悩んだ末に、ここがラストランとなる②イスラボニータに軸馬を託すことにした。
詰めの甘さ、勝負弱さは知られているが、安定度なら長年にわたり現役屈指のものがあった。去年のこのレースはアタマ差の2着。前走のマイルCSも、直線でぶつけられる不利がなければ、3着あたりまではあった内容だった。
このレースは連覇したキンシャサノキセキ、ロサギガンティア、シュウジとフジキセキの系統が勝ち切れるレースである。去年の覇者シュウジには、現況ではさすがに手を出しづらく、ここは直仔のイスラボニータとならざるをえない。前走の不利の雪辱、去年の雪辱を共に果たして、少しでも箔を付けて種牡馬入りしたいところだろう。
$お宝馬 |
---|
⑫ダンスディレクター |
一昨年ハナ差2着、そして去年は先行して直線叩き合うも、0秒1差の4着。実質的には連覇しているも同然?その割には人気がなさすぎる。1200mでは前半に速さ負けしてしまうので最後届かなくなるが、1400mなら位置取りが良くなる分、際どいレースに持ち込める。芝1400mで常に言い続けているダート血統の要素も、アルデバラン産駒なら強く持っている。一発逆転まで狙える能力があるはずだ。穴馬のみならず上位評価したい。
他の上位評価は⑤レーヌミノル、⑦モズアスコット。押さえに⑩サングレーザー、⑨ビップライブリー、⑪アポロノシンザン、⑮トウショウピスト。
アンカツさんの最終結論◎も公開!有馬記念総力特集はコチラ⇒
プロフィール
水上 学 - Manabu Mizukami
1963年生まれ、東京大学卒業。 初めてレースを目にすることになった1971年の日本ダービーをキッカケに、競馬にノメリ込む。70年代後半から血統に興味を持ち、手製の血統表を作成。以後、試行錯誤を重ねつつ現在に至る。必然と偶然が折り重なる「血統」に魅了され、膨大なサンプルを解析。血統傾向を絶対評価と相対評価に体系化することで、より実践的な予想理論に昇華させている。多角的な観点から競馬を検証する鋭い分析力は、ファンのみならず関係者からも支持を受けており、現代競馬を語る上で欠くことのできない最重要人物である。ラジオ日本「競馬実況中継」メイン解説、雑誌「競馬の天才」など多媒体で活躍中。