- 11月24日 東京12R ジャパンカップ(G1)
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本命馬◎ドウデュース(1人気) 1着
2週続けてG1突破!
- 11月17日 京都11R マイルCS(G1)
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本命馬◎ソウルラッシュ(4人気) 1着
難解なメンバーで本命ズバリ!
【ダイヤモンドS】新たなるスタミナ型種牡馬
2018/2/16(金)
土曜東京11R ダイヤモンドS(G3)(芝3400m)
◎本命馬 |
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⑧レジェンドセラー 牡4、美浦・木村厩舎、田辺騎手 |
個人的に、現在のJRAの種牡馬のなかで、最もスタミナを伝えるのはハーツクライだと考えていた。その母の父トニービンに実に似たタイプで、瞬間の切れには欠けるが航続距離が長い。ただ、ハーツクライには実績ではまだ見劣るものの、ことスタミナだけを抽出すれば勝るとも劣らないのではないかと思える種牡馬が台頭してきた。ルーラーシップだ。
同じく母の父にトニービンを持つ。そして産駒はこれまた、キングカメハメハ直系というよりもトニービン的なタイプが多いのだ。切れる脚がない分、重い馬場、タフな展開で体力にモノを言わせる。レースぶりが意外と器用なのもよい。
ここにはハーツクライ産駒で、以前にここを勝っているフェイムゲームがいるが、加齢とハンデから割り引きは必要。新興勢力に期待したい。ルーラーシップ産駒の2頭から、⑧レジェンドセラーの方が本命だ。
跳びが大きく、広い東京がベスト。そして近親には春の天皇賞馬アドマイヤジュピタがいる一族で、スタミナも十分だ。メジロ牝系のホウオウドリームとどちらを推すか悩んだが、相手が2キロ軽くても、スケールならレジェンドセラーの方だと判断した。
$お宝馬 |
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⑬トレジャーマップ |
あまり荒れる感じはしない今年のダイヤモンドSだが、何かあればこの馬だろう。言わずと知れたゴールドシップの全弟。近走崩れているのは2000m以下だし、前走は12キロ増だった。440キロ台に絞れてのこの距離なら、50キロのハンデを活かして一発の可能性は残っている。
相手上位はもちろん⑤ホウオウドリーム、③プレストウィック。押さえは⑭フェイムゲーム、⑦リッチーリッチー、①リッジマン。
プロフィール
水上 学 - Manabu Mizukami
1963年生まれ、東京大学卒業。 初めてレースを目にすることになった1971年の日本ダービーをキッカケに、競馬にノメリ込む。70年代後半から血統に興味を持ち、手製の血統表を作成。以後、試行錯誤を重ねつつ現在に至る。必然と偶然が折り重なる「血統」に魅了され、膨大なサンプルを解析。血統傾向を絶対評価と相対評価に体系化することで、より実践的な予想理論に昇華させている。多角的な観点から競馬を検証する鋭い分析力は、ファンのみならず関係者からも支持を受けており、現代競馬を語る上で欠くことのできない最重要人物である。ラジオ日本「競馬実況中継」メイン解説、雑誌「競馬の天才」など多媒体で活躍中。