水上学の血統トレジャーハンティング

日曜函館11R 函館記念(G3)(芝2000m)

◎本命馬
⑦トリコロールブルー
牡4、栗東・友道厩舎、ルメール騎手

芝が思ったより早く回復した土曜日だが、時計の出方は鈍く、このまま良馬場としてもパワーを要するコンディションとなりそうだ。小回り適性と馬力が問われる函館記念だ。

このレースの波乱を裏付けるのが、トップハンデの不振、そして07年以降【0-1-0-10】という巴賞勝ち馬の不振ぶり。この2つに該当する馬はまず評価を下げたい。

血統的にはサンデー系のパワー種牡馬が近年優勢だ。ゴールドヘイロー、マンハッタンカフェ、ダンスインザダーク、ゼンノロブロイ、そして16年に1,3着となったステイゴールド。
総合して軸候補には⑦トリコロールブルーを推す。ステイゴールド産駒で、母父は欧州タイプのパワー種牡馬ピヴォタル。前走は高速馬場に泣いた感が強いが、それでも大崩れせず。夏の北海道の滞在競馬にも良績がある。重賞初制覇のチャンスだ。

$お宝馬
⑨カレンラストショー

タニノギムレット産駒は、先週七夕賞を勝ったメドウラークを見るまでもなく、時計の掛かる芝がとても得意。この馬自身、小回りならダンビュライトやポポカテペトルと小差の競馬をしてきた実績もある。侮ってはいけない1頭だ。ロベルト系はかつて、このレースの主流血統でもあった。

相手上位は①ブラックバゴ⑥エアアンセム⑤スズカデヴィアス。押さえは③サクラアンプルール⑩ブレスジャーニー⑪マイネルハニー


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