「血統分析」に心血を注ぐこと数十年。東大卒の頭脳と豊富な経験によって完成した独自の理論から導いた自信の『本命馬』と、一発逆転の可能性を秘めた『お宝馬』を披露する。
直近の血統激走馬
- 12月15日 京都11R 朝日杯FS(G1)
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本命馬◎ミュージアムマイル(2人気) 2着
見事にハマった「連軸推し」!
- 12月7日 中京11R 中日新聞杯(G3)
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本命馬◎ロードデルレイ(1人気) 2着
馬券のチャンスを見逃さない!
【中京記念】灼熱の桶狭間決戦
2018/7/17(火)
★土曜函館11R STV杯◎$本命馬&お宝馬 ダノンハイパワー 6人気 7着 道中は勝ったハウメアの外。4角手前でハウメアと一緒に上がっていこうとしたが、被せられるのを嫌ったハウメアのルメール騎手に外へ弾かれて終わった。馬の走る気が切れてしまい、最後はジリジリ。
★日曜函館11R 函館記念(G3) ◎本命馬 トリコロールブルー 1番人気 6着 今度はルメール騎手が被害に遭う。4角で内に入って、バテて下がってきたカレンラストショーにまともに前を塞がれてしまい、その間に外からも被せられて肝腎のところで全く追えないという不利。そのまま流れ込むしかできなかった。 パドックでは絶好に見えただけに痛恨かつ不運。
$お宝馬 カレンラストショー 10番人気 14着 マイネルハニーのハナを叩くとは思わなかった。強硬にハナを主張し、緩ませずに飛ばして4角手前でバタバタになる。ただの自爆のような走りになってしまった。
【今週のポイント】
猛暑の7月。暑さは馬にとっても大きな影響を及ぼす。中京記念はここ2年は比較的平穏だが、以前は荒れまくっていたレース。暑い季節の実績の有無は1つのポイントとなるだろう。
2012年からこの時期に移ってきて、時季的なこともあるはずで基本的には波乱を見込んでおくべき。人気になりがちなトップハンデ馬には面白い傾向があって、57キロのトップハンデは気にしなくていいものの、57.5キロ以上となると、4年前に勝ったG1馬サダムパテック以外は苦戦しているのだ。今年のトップハンデは57.5キロが3頭。まずはこれらの扱いがカギとなろう。
さらに、去年と一昨年の勝ち馬が顔を揃えた。コース巧者の出やすい中京だけに、リピートの有無もチェックすべきだろう。
今年も非常に面白いメンバーの揃った中京記念。中間の調整具合もチェックしながら、考えを固めていきたい。
【次回の狙い馬】
土曜・福島5R 8着 スタートが鈍く、前半は構えて、直線でそのままの番手で回ってきただけ。明らかにスピード不足、血統からもダート適性の高さは歴然だ。
まだ次は芝を試すかもしれないが、もしダートに矛先を変えてきたらその時は狙いたい。
日曜・函館12R 9着 今回は出負けもあるが、美浦からの直前入厩だけに、そもそも陣営の狙いが次走にあると思われた。おそらく次は札幌、そこでこそだろう。
能力はクラス通用のものは間違いなく、変わり身に期待したい。
※次回出走時については、レース当日の朝に配信されるメルマガにてお伝えしています。
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プロフィール
水上 学 - Manabu Mizukami
1963年生まれ、東京大学卒業。 初めてレースを目にすることになった1971年の日本ダービーをキッカケに、競馬にノメリ込む。70年代後半から血統に興味を持ち、手製の血統表を作成。以後、試行錯誤を重ねつつ現在に至る。必然と偶然が折り重なる「血統」に魅了され、膨大なサンプルを解析。血統傾向を絶対評価と相対評価に体系化することで、より実践的な予想理論に昇華させている。多角的な観点から競馬を検証する鋭い分析力は、ファンのみならず関係者からも支持を受けており、現代競馬を語る上で欠くことのできない最重要人物である。ラジオ日本「競馬実況中継」メイン解説、雑誌「競馬の天才」など多媒体で活躍中。